ロングスパンエレベーターに関する私が目撃した危険な情景とは?

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普段何気なく街を歩いていても建築現場があると
ついつい気になってしまうのは職業病だろう。

 

そのなかで

「あれは危ないぞ!」

と感じたことがあったので一応共有しておこう。

 

それは

10階建て位の賃貸住宅の現場に設置してあった
ロングスパンエレベーターについて。

その現場は、ロングスパンエレベーターの設置してある
スペースの前面道路から見て奥側、つまり1階の建物の部分を
左官小屋としてりようしていた。

 

別に

ロングスパンエレベーター奥の建物の1階部分を
左官小屋に使うことは私も良くする計画である。

特に、ロングスパンエレベーターの部分の足場は
最後の方まで残る可能性が高いのでモルタルの縦配管を
行うには都合が良いから。

 

そこで

私は、通常はロングスパンエレベーターの直下に
人が入れないように、前面道路側と左官小屋側に
ジャバラゲートをそれぞれ設置している。

 

そして

左官小屋に材料を搬入する場合は、ジャバラゲートを
開けることでリミットが効いてロングスパンエレベーターは
上下には移動が出来ない。

 

だから

上からロングスパンエレベーターが降りて接触する事故は
起きないという考え方に基づいて施工している。

 

しかし

その現場には1階部分に何も無かったのだ。

ロングスパンエレベーターが上階に上がっている状態なら
普通にロングスパンエレベーターの直下を歩いて行き来出来る。
よって、左官小屋への砂やセメントの搬入も思いのままだろう。

 

だたし

上からロングスパンエレベーターが降りて来なければ。
労働基準監督署が見たら一発アウトだろうな。
と感じた状況だった。

 

つまり

ロングスパンエレベーターに関する私が目撃した危険な情景とは、
1階部分にジャバラゲートなど立入禁止措置が全くない。という状態。

ロングスパンエレベーターの奥側の建物の1階部分を
材料置き場にしていて車が入れるようにしているのだけど、
通常、そういう風にする場合はジャバラゲートを手前と奥と2ヶ所設置する。

 

そもそも

なぜ、ロングスパンエレベーターの設置業者が1階にジャバラゲートを
設置せずに帰ったのかが不思議でたまらない。
労働基準監督署がきたら一発でアウトなのにね。

最悪、事故が起こったらこちらは免れないと感じるよ。

↓  ↓  ↓

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