ロングスパンエレベーターの前養生について個人的に感じること

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ロングスパンエレベーターの前養生とは、
エレベーターに積んだ荷物などが落下したときに、
遠くへ飛散しないように、ロングスパンエレベーターの稼働する位置より
外部側へ単管パイプで組んでネットやシートを貼っている部分である。

 

そこで

私が何を思うか?と言うと

「メッシュシートを貼ることが当たり前と思うなよ」

ということだ。

 

具体的にいうと

ロングスパンエレベーターの前養生は基本的に
ネットを貼るのがセオリーであると私は考えている。

 

なぜなら

前養生は単管パイプで構成されており強風などに対して
強度的に弱いからである。

 

実際に

台風などの強風が吹いた場合は、前養生が風に押されて
変形することも多い。時には、エレベーター自体と接触するくらい
変形してしまうこともあるのだ。

 

だから

ネットを貼るのがセオリーと考えている。

 

しかし

近隣の状況でメッシュシートを貼らざるを得ない場合もある。
別に、私はメッシュシートを貼ることに反対はしないし、
自分自身、前養生にメッシュシートを張った現場もある。

 

何が不満か?というと

メッシュシートを貼ってあると言うことは
強風に対してもっともっと敏感になって欲しい。

 

自分でまずいと感じたら作業を止めるくらいの
勇気を持っていて欲しいということなのである。

「まぁ、大丈夫だろう」

「別に俺が言わなくても誰がが言うだろう」

「えっ?そうなの?知らなかった」

この辺りの発想がでてくると事故が起こりやすい状況だと
私は警告を鳴らしたいね。

 

つまり

ロングスパンエレベーターの前養生について個人的に感じること
とは、メッシュシートで前養生を行っている現場について、
強風などによる構造上は非常に弱いので、出来るだけネットのほうが良い。

 

しかし

近隣対策上、メッシュシートを貼らざるを得ない現場においては、
日頃から良く点検すると共に、強風の日の作業を中止する勇気は必至。

 

なぜなら

前養生の骨組みとロングスパンエレベーターの搬器が接触すれば
前養生が崩壊などすれば大事故につながる可能性が十分にあるから。

普段からこのような意識を持っていれば安心だけどね。

↓  ↓  ↓

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