各工種別に施工についての内容を記した書類には
- 施工計画書
- 施工要領書
- 作業手順書
があるけど、この3つの違いって
あなたは理解しているかな?
よくある間違いは、
施工計画書と施工要領書。
施工要領書と作業手順書。
についての混同が起きているよ。
だから
今回はこの2つの書類について
お伝えしていくよ。
まずは
施工計画書だけど、施工計画書というのは
現場監督である元請けが「このように施工したい」
という計画を書類にしたものである。
施工計画書については、前回の記事でお伝えしたので
まだ読んでいなければ合わせて読んておいて欲しい。
次に
施工要領書と言うのは、協力業者(専門業者)が
実際にどのように施工するのか?を記した書類である。
つまり
協力業者の立場での実際の施工方法や
使用材料、品質管理などが記載されているのだ。
更に
施工要領書と言うのは、元請けの施工計画書に沿って
作成されるのが「本筋」である。
まずは、「現場としての大前提の方針」が施工計画書で
記載されていて、その方針を実際にどのように実現させるか?
が施工要領書の本来の姿であると私は感じている。
最後に
作業手順書とは、施工要領書と混同しやすいけど、
施工要領書がどちらかと言うと、品質確保について
重きを置いているのに対して、
作業手順書は、安全に作業を行なうための手順について
書かれているのである。
だから
作業手順書は、安全パトロールで確認されるし、
リスクアセスメントについての記載の有無は問われるが、
施工誤差の記載については問われることはない。
なぜなら
例え、許容誤差以上に取付けをしてしまっても
安全に作業をしたのであれば、作業手順書の順守
と言う意味では、全く問題ないから。
だから
施工計画書・施工要領書・作業手順書の
3つをしっかり区別しておいてね。
つまり
施工計画書と施工要領書と作業手順書の違いとは、
施工計画書は、元請けがどのように施工するのか?
また、したいのか?を計画する書類である。
それに対し、施工要領書とは施工計画書を受けて、
専門業者が実際にどのように作業を行なうかの
作業の要領を記したものである。
更に
作業手順書とは、施工要領書がどちらかと言うと
「良い品質」を確保するために記されている事に対し、
作業手順書とは、「安全に作業」をするためには、
どのような手順で作業をすると良いのかについて
記した書類である。
実際の現場では、先ほどの3つの書類の意味が
理解されておらずにあいまいになっている現場が
時より存在する。
更に
違いの分かる人になるためにはしっかりと
「物事の本質」を見極める必要があるよ。
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