鉄骨工事の施工計画書に関するチェックのポイントとは?(1)

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鉄骨工事が始まって3回目ここらで恒例の施工計画書編を
お伝えしていきましょう。今回も数回に分けてお伝えします。

 

まず

鉄骨工事の施工計画書は1本ですが、施工要領書は
大きく分けて「現場施工編」と「工場製作編」の計3編となります。

 

なぜなら

鉄骨材料の加工というのは実際の工事が始まる数か月前から
スタートするので現場が始まったかなり早い段階で「工場製作」
を始めて行かないとイケません。

すると、とりあえず施工計画書をまず仕上げて、同時並行的に
バタバタと「工場製作」だけの要領書を提出して承認をもらって
なんとか加工を始める。という状況になるからです。

それでは始めていきましょう。

(ア) 施工計画書(鉄骨工事全体の品質管理要領を含む)

 1 総則及び工事概要

 

こちらの節は特に注意する所はありません。
工事の概要とどの図書に準拠するとか普通の項目を記載して
おけば十分なので当たり前の事を記載しておけばOKです。

 

2 実施工程表

 

他の工種であれば全体工程表の中の該当する工事部分を
赤線で引っ張ったりして分かるように記載しておけば良いのですが
鉄骨工事の施工計画書においては材料発注時期の記載も
必要だと考えています。

後日改めて記事にしますがBCPやBCRなどの角形鋼管は
製鉄所へロール発注を行った後に鉄骨工場へ納入されるのに
数か月を要するので、全体工程から逆算すると工事が始まる
と同時、もしくは下手すると工事が始まる前に発注しないと
予定したタイミングで加工された鉄骨が現場に納入できないのです。

 

つまり

鉄骨工事においては、現場を全体工期の中でスムーズに完了
させるために何月から始まってどのくらいの期間で終らせるか?
という現場内の工程管理ももちろん重要ですが

「えっ!鉄骨材料来月中旬まで工場に入らないの?
来月末から建て方開始だから1週間で加工してよ!」

という事態にならない様に、鉄骨が現場に搬入されるまでの
工程管理も合わせて非常に大切になってきますからね。

 

3 受注者等の管理組織、工事担当及び協力業者

 

鉄骨造における鉄骨工事というのは非常に重要な工種です。

鉄筋コンクリート造のコンクリート工事、型枠工事、鉄筋工事を
すべて鉄骨工事でまかなうと言っても過言ではありません。

 

だから

当然ながら職員配置にもよりますが鉄骨工事の担当職員と
して誰かを任命するという事は非常に大切ですね。

 

それから

専門業者としては、鉄骨工場、鉄骨鳶、溶接鍛冶工、スタッド、
デッキ、耐火被覆、アンカーセットなど多岐にわたります。
(当然同じ会社の人間が兼用で行うこともありますが…)

その各専門業者の人達と工程や作業範囲などを「タイムリー」に
打合せていけるような人が鉄骨工事の担当者としては
必要な能力だと私は考えています。

 

更に

担当者と言えば、鉄骨の製作図を誰がチェックするのか?
という事も非常に重要なので、組織票に記載しておいても
良いと私は考えています。

 

なぜなら

鉄骨の製作間違いは現場に非常に大きな影響を及ぼすので
本当に本当に大切な業務だと私は考えているからです。

基本的な所は鉄骨ファブの図面担当者が描くので間違えないと
しても、打合せを進めていく上での変更事項が伝達されていないと
現場に材料が来てから皆が騒ぐことになります。

「あれ?こっちに梁取付け用の腕が出てないぞ!」

「シャッター下地取付くの隣のスパンだぞ!」

「鉄骨にSS材と書いてあるけど、SM材じゃないのか!!」

などなど結構致命的なエラーですよね。

 

今回はこのあたりでおしまいです。
また次回。

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