基礎・地中梁の段差の多い箇所の測量で実践したあるアイデアとは?

Sponsored Links
/* */

 

独立基礎の建物の場合は、基本的に基礎と地中梁に段差がある。
だから、掘削後に捨てコンを打設した後の墨出しって非常に大変。

規模の小さい建物でベタ基礎ならXとY方向に基準の墨を出してあげると
測量が終わってしまうかもしれないけど段差だらけだから、当然死角が多い。

 

だから

測量器械を据え変える数だけでもかなり多くなるので、
私は自分で測量をしていた時期はいつもトータルステーションで
座標を打ち込んで測量をしていた。

 

ちなみに

トータルステーションってもしかしてピンと来ない人もいるかも
しれないので、一応説明しておくと、レーザーでピンポイントに
測量したいポイントを出すことが出来る。

実際の測量誤差的には2~3mmと言う所が感覚的である。

自分の会社になくても測量機器を扱っている会社から
リースで借りることも出来るので、地上に上がってくる迄は、
トータルステーションの方が数十倍も便利であると私は感じるよ。

形としてはこんなの。

では

実際に測量をする上での「座標」をどのように決めるのか?

という問題だけど、事前に敷地測量などを測量会社に依頼している場合は
「座標値」が欲しいというと提出してくれる。

 

しかし

私は測量会社からもらった座標値をそのまま使わないようにしている。
一度、図面に測量会社からもらった座標値をCADに落とし込んで
所定の位置まで「回転」させて新たに作りなおしているのだ。

 

なぜなら

測量会社の座標値は、「座標軸が方角に沿っているから」である。

 

具体的には

建築現場の通り芯で同じ「1通り」でも、「A通り」と「E通り」では
座標値のX,Yの値がそれぞれ違うということ。

 

1,Aの座標値 -224.125 , 146.254
1,Eの座標値 -226.265 , 168.354

となっているのである。

 

「えっ、何がいけないの?
 それでも測量できるよね?
 事前に出したい座標をCADで調べておけば良いよね」

とあなたは感じるかもしれない。

 

しかし

実際の測量をしていると、よく直面するのが

「あ~、1m返りは法面だ。2m返りを出そう」

という、予定していた座標が都合の悪いポイントであるという
トラブルってよく起こるのである。

 

そんな時に

X方向とY方向が「東西南北の方角」に沿っていると、
一度事務所に帰って計算しなければいけなくなることもある。

 

だから

私は測量会社からもらった敷地境界も含めた座標値を、
回転させて軸を通り芯と合わせているのである。

そうすると、先ほどの場面でも「直観的に」座標の変更に対応できる。

ちなみにこんなイメージだよ。

Clipboard01

 

事前にトラブルについて対策しておくことは
スムーズに現場を進める上で非常に重要だよ。

 

あっ

それと、基準点は出来るだけ「-」を入力しなくて良い所を
選択すると効果的。

 

更に

座標値は、XとY方向には気をつけてね。

 

つまり

基礎・地中梁の段差の多い箇所の測量で実践したあるアイデアとは、
現場に合わせた「座標」を作成して測量を行うということ。
大切なのは「事前にトラブルについて予想をして対応をしておくこと」。

 

だけど

現場の最初の乗り込み事って本当に忙しいよね。
そんな時はこちらの記事も合わせて読むと理解が深まるよ。

↓  ↓  ↓

  • コメント: 0
banner11

Sponsored Links


関連記事

  1. 建築現場の仮囲いのゲートを設置する時に失敗したと感じた3事例

  2. 誘発目地と鉄筋の位置関係で生じるかぶり厚さ不足とは?

  3. 鉄筋工事における建築工事監理指針による基本要求品質とは?(材料編)

  4. 足場の風荷重の算定方法とは?(2)風荷重の算定

  5. 現場監督でも知っておくべき型枠大工さんに必要な5つの技量とは?(2)

  6. 鉄筋工事の施工計画書の本音と裏側(6)

  7. 柱筋のかぶり厚さは地上と地中とどちらを優先させるか?

  8. 鉄筋のスペーサーにコンクリート強度を考慮しないと断面欠損になるか?

  9. コンクリートの水平・垂直打継に関する11の基本的な知識とは?(2)

コメント

  • コメント (0)

  • トラックバックは利用できません。

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

プレゼント付無料講座開催中
kouza
仮設 syoseki
プロフィール
myImage

作者:TM


私の職業は「建築現場の現場監督」。
何だかんだで15年働いている。
その15年分のノウハウを若い現場監督さんのために、全て暴露しくよ。

なぜ、キツイ建設業界で働き続けているのか?
その秘訣がしりたいあなたは
今すぐこちらをクリック

↓ ↓ ↓

詳しいプロフィールはこちら


あっ、
ただし「社外秘」や「会社独自の技術」じゃ無いよ。
あくまで、「私個人の感じる本音」だよ。
最新記事・おすすめ記事
  1. パス、パス間温度、ビード、予熱、クレータ、溶接用…

  2. ノンスカラップ工法って何が無いの?そもそもスカラ…

  3. 鉄骨溶接の開先とルートって?名前は聞いたことある…

  4. 鉄骨製作工場で確認しておくべき溶接材料の○○とは?

  5. 普通ボルトは締めても緩む?理由と対策(戻り止め)…

  1. 一級建築士の資格勉強を始める時期はいつからか?と…

  2. 在宅勤務になり建築現場に配属されない時の学習方法…

  3. 最上階の梁の定着は一般解の梁と何が違うのか?

  4. TMです。新年明けましておめでとうございます。【悩…

  5. 工事写真をスマホで管理する時代が到来!Photo Manag…

人気記事ランキング
月間週間デイリー
ブログランキング
にほんブログ村 住まいブログ 現場監督へ