外部足場の養生はメッシュシートを選択することが私は多い。
なぜなら
枠組足場のサイズに合わせて綺麗に貼れるし、
外から中の様子が見えにくいし、埃なども外に出にくいし
特別どれが素晴らしい所は無いが、全てにおいて合格点だから。
実は
昔、ネットにしていてメッシュシートに変えたことがあった。
その時の現場は、近隣さんからは離れていない街なかだったが、
建物がコの字状になっていたため内側をネットにしていたのだ。
そして
躯体の時期は何事もなく進んでいたが、
仕上げ工事が始まった時に苦情が来た。
それは
左官のサンダーを当てたり、斫りの埃がネットの隙間から出て来る。
というものであった。集塵機をつけても埃は0にはならない。
ネットの隙間から出る埃さえ見えなければ…。と思って
メッシュシートに張り替えたら苦情は止まった。
結局
見えるから文句を言うけど、見えなければ文句は言わないのだ。
そのことを学んだ私は、その苦情を受けた以降の現場では
埃がたとうが少々小さな破片が風で飛んでいこうが
関係のない周りに何もない現場以外はメッシュシート派になった。
また
近隣さんの要望が多い地域や解体工事などは、
防音シートや防音パネルなどを使用することが多い。
この時は
暴風に対する対策と、採光に関する対策を検討すべき。
防音シートなどは採光の出来るタイプが有るので
そういう商品を使用しないと、現場の中の明るさが
本当に昼でも夜のようになってしまうので注意しておこうね。
つまり
外部足場の養生は様々な種類がある。
メッシュシートは最も一般的である。
ネットはメッシュシートに比べて施工しやすく、風の荷重を受けにくいが、
現場内の埃なども外部に出してしまうので周囲に建物があると
あまり使用できない可能性がある。
そして
防音シートや防炎シート、防音パネルなどは解体工事などで
騒音が出る工事や、近隣さんの要望が強く光や音が漏れにくい
ような条件の工事でよく使用される。
その場合は、風荷重や場内の照明の計画、採光の出来るタイプ
などの計画をすることが必要だよ。
もしも
あなたが「この現場はこうしたい」という方針を持っているのであれば
こちらの記事を参考に、ぜひ自分の意見を通すように頑張ってね。
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