最上階の柱の鉄筋の端部のフックは四隅で良いのか?全数必要か?

Sponsored Links
/* */

 

最上階の柱の納まりというのは、実は毎回「これで良いか」と
私は確認をしている気がする。

 

なぜなら

特記仕様書の通りでは納まらない部位が1つ2つ出てくるからである。
その為に、毎回確認事項となってくるのだが、その話はまた今度しよう。

 

そこで

今回は最上階の柱筋のフックについてのみお伝えしていこう。

 

ちなみに

タイトルの最上階の柱筋のフックについて、あなたの現場ではどう?

私の現場では実は「全てフック付き」が多かった。
その理由を鉄筋屋さんに訪ねると

「過去に四隅だけフックにしていたら工事監理者さんに
全数フック付きにするように言われたから」

だそうだ。それ以来、安全策をとって全数フックにしている
という答えを返してくれたのだ。

 

更に

実際に、柱頭部の納まりの関係上、上から「かご筋」を設置する
必要になった場合には、柱筋とかご筋のラップ部分の端部を
お互いにフック形状にするようにという指示のある場合も。

 

だから

実際には、四隅のみ必要である最上階の柱筋の端部のフックが
全数設置になっている場合が有るということだよ。

 

最後に

建築工事監理指針(令和7年版上巻)」で該当部分を確認しておこうね。

P.311

(イ) 「標仕」5.3.2(2)(イ)で は、鉄筋の組立の作業性を考慮 して、最上階の柱頭の柱主筋のうち、フックを付けるのは四隅だけとしている。ただし、丸柱の場合は四隅に相当する部分がないので、フックなしで定着長さが確保できるならばフックを付ける必要はないが、配筋に無理がなければ、フックを付ける方が望ましい。

 

つまり

最上階の柱頭の主筋うち端部にフックを必要とするのは四隅だけで良い。
しかし、監理者さんからの要望や過去の経験上自主的に全数フックを
設置する場合もある。

どちらにしても、柱主筋の四隅ふフックを付けると、最上階の梁の主筋に対して
45度に配置されることになるので干渉する可能性が増えるので取り合いの
納まりについては事前によく検討しておくことが大切だよ。

 

それから

少し話は変わるけど、日本国内では「本来の仕様よりより良く造る」
ということは、品質向上の観点から「良し」とされているけど、
外国に目を向けてみると「必要以上のオーバースペックは必要ない」
という考え方が大きく違う。

 

こちらは

日本と世界の物作りの土台や労働者の背景の違いが理由となる。
その辺りはISOという品質基準の考え方にも現れているから
こちらの記事も合わせて読んでみてね。

↓  ↓  ↓

  • コメント: 0
banner11

Sponsored Links


関連記事

  1. 基礎と柱のかぶりが違うから私が気に入らない件とは?

  2. 枠組足場に5層ごとに水平つなぎの単管パイプは必要か?

  3. ガス圧接可能なのはどれ?異種、異径、ネジ鉄筋、高強度、製造所違い

  4. 建築現場で型枠支保工用の足場を組んだ時の失敗例とは?(2)

  5. 杭基礎の底辺のかぶり厚さはいくつ?どこから測定するの?

  6. 型枠支保工の計算の不備から起きる最悪の状態とは?

  7. 建設工事計画届の作成のポイント【総合仮設計画図】

  8. 既製コンクリート杭の溶接継手で一番大切だと教えられたこととは?

  9. コンクリート内の塩化物が嫌われる理由と、含有量を引上げる要因とは?

コメント

  • コメント (0)

  • トラックバックは利用できません。

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

プレゼント付無料講座開催中
kouza
仮設 syoseki
プロフィール
myImage

作者:TM


私の職業は「建築現場の現場監督」。
何だかんだで15年働いている。
その15年分のノウハウを若い現場監督さんのために、全て暴露しくよ。

なぜ、キツイ建設業界で働き続けているのか?
その秘訣がしりたいあなたは
今すぐこちらをクリック

↓ ↓ ↓

詳しいプロフィールはこちら


あっ、
ただし「社外秘」や「会社独自の技術」じゃ無いよ。
あくまで、「私個人の感じる本音」だよ。
最新記事・おすすめ記事
  1. 鉄骨工事の基本のキ!知っておくべきトルシア形高力…

  2. 高力ボルトはとてもナイーブ?丁寧に取り扱うべき理…

  3. 鉄骨のボルトの周囲だけ、あえて塗装しない理由とは?

  4. 鉄骨工場に製品検査に行くのは旅行じゃない!7つの…

  5. 鉄骨工場に製品検査に行くのは旅行じゃない!7つの…

  1. 一級建築士の資格勉強を始める時期はいつからか?と…

  2. 在宅勤務になり建築現場に配属されない時の学習方法…

  3. 最上階の梁の定着は一般解の梁と何が違うのか?

  4. TMです。新年明けましておめでとうございます。【悩…

  5. 工事写真をスマホで管理する時代が到来!Photo Manag…

人気記事ランキング
月間週間デイリー
ブログランキング
にほんブログ村 住まいブログ 現場監督へ