鉄筋の重ね継手の長さは現場で絶対に忘れてはイケない数値!

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「鉄筋担当あいつで大丈夫か!?」

若しくは、

「配筋検査に立ち会う担当者を変えて貰えませんか?」

と工事監理者さんや上司などに影で言われていない
自信はあなたにはありますか?

 

もしも

あなたに自信が無いのであれば、まずは基本的な数値を暗記する
という所から始めましょう。

 

なぜなら

「最低限これくらいは知っているだろう」

と会話の相手が思っている内容をあなたが知らないと

「えっ!そんなことも知らないの?」

と、評価が「ガタ落ち」になってしまう危険性があるからです。

 

だから

最低限おさえておくべき知識として、一般的にL1、L2で表される
「重ね継手の長さ」、「梁の定着長さ」の2つは覚えて措きましょう。

 

「えっ!L3は良いの?」

だって!?それは、次の段階で良いかな。と私は感じてます。
現実的には、会話の中で登場すら回数はL1、L2に比べて
L3ら圧倒的に少ないですからね。

 

だから

今回は、「重ね継手の長さ」を覚えて下さいね。
その為に、「鉄筋コンクリート造配筋指針・同解説第5版 [ 日本建築学会 ]」の該当部分を確認して下さい。

 

b.重ね継手の長さは設計図書に特記する.特記のない場合は,柱・梁の主筋以外のその他の鉄筋を対象として,直線重ね継手の長さL1は表6.4(a)の数値以上とし,フック付き重ね継乎の長さL1h,は同表(b)の数値以上とする,ただし. D35以上の異形鉄筋には,原則として重ね継手は用いない.

直線重ね継手の長さL1

 

表6.4 央形鉄筋の重ね継手の長さ

(a)直線重ね継手の長さL1

コンクリートの
設計基準強度
Fc(N/mm2)
SD295A
SD295B
SD345 SD390 SD490
18 45d 50d - -
21 40d 45d 50d -
24~27 35d 40d 45d 55d
30~36 35d 35d 40d 50d
39~45 30d 35d 40d 45d
48~60 30d 30d 35d 40d

 

フック付き重ね継手の長さ L1h

 

(b)フック付き重ね嶄手の長さ L1h

コンクリートの
設計基準強度
Fc(N/mm2)
SD295A
SD295D
SD345 SD390 SD490
18 35d 35d - -
21 30d 30d 35d -
24~27 25d 30d 35d 40d
30~36 25d 25d 30d 35d
39~45 20d 25d 30d 35d
48~60 20d 20d 25d 30d
[注] (1)表中のdは,異形鉄筋の呼び名の数値を表し,丸鋼には適用しない.
(2)直径の異なる鉄筋相互の重ね継手の長さは,細い方のdによる.
(3)フック付き重ね継手の長さは,鉄筋相互の折曲げ開始点間の距離とし,折曲げ開始点以降のフック郎は継手長さに含まない.
(4)フックの折曲げ内法直径Dおよび余長は,特記のない場合は表4.1による.
(5)軽量コンクリートを使用する場合の鉄筋の重ね継手の長さは特記による.特記がない場合は,Fc≦36N/mm2の軽量コンクリートとSD490以外の異形鉄筋を対象として,表6.4の数値に5d以上加算した継手の長さとし,工事監理者の承諾を得ること.なお,鉄筋の下に300mm以上の軽量コンクリートを打ち込む部材の上端部の重ね継手はフック付きとする.

 

「えっ!そんなに覚えられない!?」

 

だったら

L1は40d

だけ覚えておきましょう。

 

だから

重ね継手の長さが400mmに満たなかったら径を問わずに
NGなので、パッと見ただけで不具合が分かるようになるはずです。
そして、今回を機に「意識的に現場をチェックする」ようになれば、
どんどんと加速度的に知識が増えると良いですね。

 

ちなみに

L2は35d

この2つを覚えておいた上で、少しずつ知識の幅を増やしていきましょう。

 

つまり

鉄筋工事の基本の「キ」である重ね継手の数値は、配筋検査などで
絶対に忘れてはイケない数値です。

この数値が出てこないと周りの人からの信頼度は「がた落ち」間違いなし。

 

もしも

自分の仕事を「誰かに認められたい」とか「凄い」と思われたければ
基本的な数値はしっかりと抑えておくべきです。

 

更に

こちらの記事では「最速で信頼を得るコツ」についてお伝えしているので、
合わせて読むと非常に効果的ですよ。

↓  ↓  ↓

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