敷地境界って最初にしっかり確認しておかないと
後から大きなトラブルになる可能性が非常に大きい。
なぜなら
設計図面上の境界の位置が、現地にある測量杭と
きちんと合っているかは別問題だから。
そして
建物の建てる位置というのは、前面道路からの後退距離や
敷地境界からの距離などで決まっていることが多い。
だから
敷地境界自体がズレていると、全く見当違いのところへ
建物を立ててしまう危険性がある。
後から建物を、「よっこらしょ」と動かすわけにもいかないよね。
つまり
敷地境界の確認というのはメチャメチャ重要である。
また
敷地境界の測量を行う上で、必ず考慮しておかないと
いけないものが「誤差」である。
最近は、トータルステーションと呼ばれる「光波」を
利用して測量することがかなり多くなっているので
誤差自体はかなり少なくなっていると感じるけど、
機械で測る時には、必ず「機械誤差」というものが生じる。
感覚的には2~5mmは誤差が生じると考えておくべき。
しかも、機械誤差は、トータルステーションの場合は
100m測っても、2m測っても誤差は同じくらいだよ。
次に
実際に測るのは測量機械としても、機械をセットして
測る段取りを行うのは「人間」である。
人間が行なう以上必ず誤差は生じるよね。
機械をセットする時に、自分ではキチンと据えた
つもりでも、10回同じことをしたら、機械のように
毎回同じような結果にはならないはず。
だから
測量誤差というものを考慮しておく必要がある。
更には
図面の情報自体にも、誤差が含まれている。
法務局にある土地の図面においては、
あらかじめ「誤差」も含まれているので
たとえ、実際の敷地境界を「正確」に測ったとしても
図面との「誤差」が生じるのだ。
だから
実際の敷地境界と図面の境界がどのくらいの「誤差」
があるかを、最初に確認することが非常に重要。
誤差が1cm以内であれば大きな問題は無いと感じるよ。
そして
測量結果の誤差を、設計などに提出して施工する上での
基準を確認してもらおう。
更に
敷地境界の測量を行う場合は、隣地の人にも
立ち会ってもらって、お互いに合意をしておく事が
非常に重要であると私は感じるよ。
多少面倒くさくても、後からのトラブルのことを考えたら、
立会をしておくことを絶対にオススメする。
つまり
測量には必ず「誤差」が含まれている。
- 測量機械自体の機械誤差
- 人間の目による測量誤差
- 図面の作図上の誤差
だから
実際の敷地境界と図面の境界の位置を初めに確認しておかないと、
建物を建てる位置が法的に治まらない場合もあるからね。
それだけ、最初の敷地境界の確認は重要だよ。
更に
近隣さんとの敷地境界は、必ず立ち会ってもらって
確認したほうが良いよ。お互い合意しておかないと
後からトラブルに成る可能性が非常に大きいからね。
あっ
近隣さんについてはこちらの記事も合わせて読むと効果的だよ。
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