既製コンクリート杭の施工計画書には何を記載すべきか?(4)

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第1回は1~3について。
第2回は4~7について。
第3回は8~11について書いてきたので、
今回は12~について書いていくよ。

 

12,継手の工法(溶接機の種類と溶接技能者の資格を含む)

 

杭工事の中で品質上、私が重要だと感じるのは支持層の確認と
杭芯ずれの確認と、今回の継手の品質。

 

なぜなら

杭の継手の品質が確保されていないと建物の荷重が
上手く支持層まで伝えることが出来ないから。
それでは、せっかく高いコストを掛けて杭を打っているのに
全く意味をなさないから。

 

しかし

杭の継手は品質上重要にも関わらず打設してしまったら
地中に埋もれて全く見ることが出来ない部位である。

 

だから

大分前の話になるとおもうが、継手の施工を手抜きして
チクられて問題になったというニュースを見たことがある。

 

でも

今では杭業者の方から「継手の写真は全数撮ります」
と言ってくるくらいなので、あなたが継手の重要性を
確実に知っておけば現場で大きなトラブルになることはない。

 

たかが継手、されど継手だよ。

 

13,長尺物の搬入経路

 

狭い敷地の現場や、前面道路の道幅の狭い現場は
杭工事の期間中は長尺物を積んだトレーラーを
どのように現場に搬入して、荷おろしして搬出するか?
についていつも悩まされることになる。

 

しかも

現場の序盤戦から近隣さんに多大な迷惑もかけたくないので
出来るだけ慎重に計画をたてなくてはいけない。

実際には、工事監理者さんなどは「施工者まかせ」な
部分であると感じるので、施工計画書提出後にもめるという
可能性は非常に少ない項目ではあると感じる。

 

しかし

施工者の立場、とくに現場の最前線で指揮しているあなたにとって
かなり頭を悩ませる重大な問題では無かろうか?

 

どうしても、トレーラーなどで所定の長さの杭が運搬不可なら
杭の構成の見直しが必要なのでその場合は早めに相談しようね。

 

14,杭支持カの管理方法(算定式,所要最終貫入量等)

 

プレボーリング工法で無い場合は、特に打撃工法であれば
杭の支持力を貫入量などで判断しなければイケないので、
支持層の確認と同じくらい重要な項目である。

 

ただし

街中などでの工事のほとんどはプレボーリング工法であると
私が感じているので、あまりお目にかかる必要のない項目かな?

とは感じる。杭の最終形もセメントミルクの強度試験により
所定の強度が出ていれば良いので、そのあたりの記載をしっかりと
行っておけば問題ないのかな。

 

15,支持地般の確認方法(地盤資料と掘削深さ,電流値との対照等)

 

杭の偽装問題で議論になった部位なので必ずしっかりと確認すべき
項目であるし、工事監理者さんからも必ずチェックされる内容。

肝心なのは、実際に現場に出て「どうなればOKなのか?」を
しっかりと記載することであり、「NGな場合はどうなるのか?」
「機械の故障などで不測の事態に陥った場合はどうするのか?」
までをしっかりと議論できれば言うことなし。

 

とにかく

杭の偽装問題以降1番チェックされる内容だと認識して
自分自身の中でしっかりと噛み砕いておこう。

 

特に、工事監理者さんから質問されてもテキパキ答えられるように。

 

これ以上書くと長くなるので続きはまた次回。

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