鋼管杭には回転圧入工法というものがある。
具体的には
杭の先端に鋼製の羽根の形状をしたものが取り付けてあり、
杭を回転させることで羽根の部分が地中深くへ掘り進める工法。
支持層への到達の確認方法は、杭を回転させるときの
「トルク値」によって管理される。
そして
この工法最大のメリットは「杭残土」が発生しないこと。
つまり
既製コンクリート杭や場所打ちコンクリート杭の工法では
当たり前の杭残土の処理を検討しなくても良いのである。
すると
- 杭残土が発生しないため現場がとても綺麗。
- 狭小地の現場では、杭残土が現場を圧迫することがない。
- 杭残土に掛かる膨大なコストが削減できる。
という現場の運営に取っては、とっても大きなメリット
として恩恵を受けることが出来る。
ここで
あなたが現場の第一線で活躍されている人だと想定すると、
既製コンクリート杭や場所打ちコンクリート杭であれば
工程の写真などを撮りに施工場所の近くまで寄るのに
「長靴」は必須アイテムであるはず。
それが
極端な話をすれば、普通の「安全靴」で良い。
これは、杭工事としては画期的な事だと私は感じる。
いつも、杭工事の時は現場の中が杭残土が一杯で
綺麗にしてもまた汚れるという繰り返しだったから。
更に
杭を打ち終わってもほとんど余分な残土は発生せず
しかも、水を使って掘り進めていないので泥状でない。
「いや~、本当に綺麗な現場だよ」
つまり
鋼管杭の回転圧入工法で杭工事の悩みを激減させる
最大のメリットとは、杭残土が発生しない。ということ。
なぜなら
杭工事の現場は杭残土や汚泥で、長靴必須の汚い現場に
なりがちだけど、施工後に余分な土がほとんど出なければ、
何もしなくても現場の中がいつもスッキリするから。
更に
狭小地の現場であれば、杭残土の搬出が工程的に
非常にシビアに行っていかないと現場の作業が止まる
可能性が有るからね。
ちなみに
杭残土はダンプトラックで運ぶことが多いけど、
こんな注意事項が有るなんて知ってた?
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