地下水位の高い地域では必然的に掘削をすると
地下水が湧いてくるのが通常である。
当然、地下水位に対して掘削床が圧倒的に低い場合は
シートパイルやSMWなどでしっかりと周りの止水を行うが
掘削床がそれほど深いわけではなく、地下水位も掘削床に近ければ
それほどの排水計画をたてることは無いと感じる。
しかし
実際に地下水位が掘削床の上になるか?下になるか?は
季節や潮の満ち引きなどの影響で上下する場合もあるので
一概には言えない。と私は感じでいる。
そして
「もしも、水替えの必要が出たらどうしよう?」
と予め検討をしておかないと、現場での全ての対応が
後手後手にまわってしまうのである。
しかも、対応が後手後手にまわってしまうと
追加の費用が加速度的に増えていって最終的に
どのくらいで納まるのか?分からない。
と言う状況に陥ってしまったなら最悪だよね。
「それなら最初から設備を整えた方が安かった」
と後悔したことも実際にはある。
だから
余り水替えの必要性のない現場であっても
最低限の設備の検討をすることをオススメするよ。
具体的には
ノッチタンクや釜場の設置や場合によっては
素堀り側溝などを整備しておくと良いと感じる。
すると
予想外の大雨などで現場が水浸しになったとしても
圧倒的に対応がしやすいからね。
実は
私は夏の時期の掘削で、夕立に何度も会うたびに
現場が水没してしまって水替え設備が不十分なために
かなりの水替え費用を払うはめになったことがある。
費用だけでなく労力もかなり割いてしまったので
「もう、同じような失敗は嫌だ」
とその現場で強く思ったよ。
それからと言うもの、水替え設備については
最低限に事前に備えて置くことにしているよ。
つまり
地下水位の高い地域の基礎工事に置いては水替え費用を
けちらずにしっかりと費用をかけた方がスムーズに
現場を終わらせることが出来るし、実際の苦労も
圧倒的に少ないよ。
下手に水替え費用をケチって、見えないお金を大量に払うなら
見えるお金にしておいた方がよっぽど計算出来るからね。
あっ
水替え費用をと言えば、こちらも費用として
しっかりと見込んでおこうね。
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