枠組足場の構造計算をする場合に注意すべき事とは?

Sponsored Links
/* */

 

[speech_bubble type="ln" subtype="R1" icon="myImage.png" name="TM"]この足場って地上50mだけど、構造的に大丈夫なの?[/speech_bubble] [speech_bubble type="ln" subtype="L1" icon="A.png" name="Aくん"]大丈夫と思います[/speech_bubble] [speech_bubble type="ln" subtype="R1" icon="myImage.png" name="TM"]何で?[/speech_bubble] [speech_bubble type="ln" subtype="L1" icon="A.png" name="Aくん"]いや、今まで同じような足場で大丈夫でしたから[/speech_bubble] [speech_bubble type="ln" subtype="R1" icon="myImage.png" name="TM"]補強の検討した資料ってあるの?[/speech_bubble] [speech_bubble type="ln" subtype="L1" icon="A.png" name="Aくん"]補強って?[/speech_bubble] [speech_bubble type="ln" subtype="R1" icon="myImage.png" name="TM"]えっ?高さが45mを超える足場って縦地の補強の検討をしなければいけないはずだよ[/speech_bubble] [speech_bubble type="ln" subtype="L1" icon="A.png" name="Aくん"]そうなんですか?枠組足場なら大丈夫なんじゃ無いんですか?[/speech_bubble] [speech_bubble type="ln" subtype="R1" icon="myImage.png" name="TM"]じゃあ、建枠って何kg耐えることが出来るか、知ってる?[/speech_bubble] [speech_bubble type="ln" subtype="L1" icon="A.png" name="Aくん"]えーっと……[/speech_bubble]

 

ということで今回は枠組足場の構造についてお伝えしていく。

 

まずは

冒頭に出てきた枠組足場の縦地の補強の件だけど、
足場の高さが45mを超える場合は縦地の補強を、
行わなければいけない。

 

しかし

構造計算で安全性を確かめられる場合は補強の必要はない。
そこで、実際のところ高さが45mを超える場合でも、
地上から足場を組んで何とかしよう。というレベルでは
大抵が補強が無くても安全性は確保できる。

建枠の許容荷重を超える場合は、せり上げ足場など
他の仮設を検討するべきケースであると感じる。

 

だから

今回私が本当にお伝えしたいことは縦地の補強の話では無い。
縦地の補強の検討は、建枠の構造計算を行うとほとんどの場合は、
おまけでついてくるから。

 

では

普通に検討すれば、ほぼ大丈夫である建枠の検討を
する時に、注意すべき点は何なのか?

 

それは

現場の仮設計画の中で、構造的に1番不利な所を
しっかりと見つけ出すことである。

 

なぜなら

たとえ、あなたが

「かなり許容荷重に対して余裕があるから
追加で多少の想定していない荷重が掛かっても大丈夫」

と考えていても、あなたの上司は納得しない可能性が高いから。

 

別に、納得しないと言っても感覚的には大丈夫なことは
分かってるはずだけど、100%説明がつく資料でないと、
労働基準監督署や安全パトロールの場合などの現場意外の人に
説明が出来ないという場合が多い。

 

だから

「一応、構造計算書は○○の荷重も入れて作り直し」

と言われるのがオチである。

 

ちなみに

一番荷重が不利な所は、

  • 塔屋のあるところ
  • 昇降階段部分
  • 朝顔設置部分

の3つが多い。

 

更に

建枠の許容荷重を記載すると以下の通りだよ。

 

表:枠組足場の建地の許容支持力

建枠の種類 許容支持力(kN)
1200枠、900枠 42.63
600枠 34.30

 

つまり

枠組足場の構造計算の検討をする場合に注意すべきことは
一番条件の悪い所を見つけ出して検討を行うことが非常に大切。

 

そして

足場の構造計算なんて面倒くさいし、
よくわからないということはこちらを手にしてみよう。

↓  ↓  ↓

 

仮設

  • コメント: 0
banner11

Sponsored Links


関連記事

  1. 鉄骨工事計画図の作成時の3つのポイントとは?

  2. 建築現場の埋め戻しは30cmピッチ?20cmピッチ?

  3. 移動式クレーンを手配する前に確認したいアウトリガーの形状とは?

  4. 独立基礎の基礎と地中梁は何故レベルが違うのか?

  5. 鉄筋工事における「かぶり厚さ」の基本の「キ」(部位別)

  6. コンクリート供試体の採取本数とピッチに関するよくある誤解とは?

  7. パラペットの立上り部を床と同時に打設するべき3つの理由とは?

  8. コンクリート工事の施工計画書の本音と裏側(2)

  9. 壁に設置されるスリットについて鉄筋担当者が理解すべき3つの事とは?

コメント

  • コメント (0)

  • トラックバックは利用できません。

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

プレゼント付無料講座開催中
kouza
仮設 syoseki
プロフィール
myImage

作者:TM


私の職業は「建築現場の現場監督」。
何だかんだで15年働いている。
その15年分のノウハウを若い現場監督さんのために、全て暴露しくよ。

なぜ、キツイ建設業界で働き続けているのか?
その秘訣がしりたいあなたは
今すぐこちらをクリック

↓ ↓ ↓

詳しいプロフィールはこちら


あっ、
ただし「社外秘」や「会社独自の技術」じゃ無いよ。
あくまで、「私個人の感じる本音」だよ。
最新記事・おすすめ記事
  1. 鉄骨鉄筋コンクリート造(SRC造)でやりがちな鉄筋貫…

  2. ボルト接合の落とし穴!想像力を駆使して回避すべき…

  3. 鉄骨工事のボルトのクリアランスは○○mmしかない!?

  4. 鉄骨の工作図をチェックする時に確認すべき9つのチ…

  5. 鉄骨の工作図をチェックする時に確認すべき9つのチ…

  1. 一級建築士の資格勉強を始める時期はいつからか?と…

  2. 在宅勤務になり建築現場に配属されない時の学習方法…

  3. 最上階の梁の定着は一般解の梁と何が違うのか?

  4. TMです。新年明けましておめでとうございます。【悩…

  5. 工事写真をスマホで管理する時代が到来!Photo Manag…

人気記事ランキング
月間週間デイリー
ブログランキング
にほんブログ村 住まいブログ 現場監督へ