高炉セメントB種(BB)のコンクリートを採用するメリットとは?

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前回は、普通セメントとは何ぞや?についてお伝えしました。

 

そこで

今回はポルトランドセメント以外で使う頻度が比較的高い材料、
高炉セメントについてお伝えしていきましょう。

 

まず

高炉セメントとはセメントの中に鉄鋼をつくるときに発生する
「高炉スラグ」の粉末を一定量混入して出来たコンクリートです。

ある意味、製品をつくる過程ででる「不要なもの」を混ぜて作ります。
同様なものとして、焼却灰を使用した「エコセメント」などもあります。

 

確か

私が大学生の時に同級生がある企業との研究手伝ってたな~。
とふと思い出してしまいました。

 

ちなみに

私は過去に高炉セメントを使用したことがあります。
設計図書にあらかじめ記載されていたこともありましたし、
提案して使用させてもらった事もあります。

 

では

なぜ、普通ポルトランドセメントではなく、
高炉セメントを使用する必要があったのでしょうか?

 

それは

いくつか理由がありますが、一番大きな理由は
「価格が安い」ことです。

高炉セメントはA~C種まであり、市場には大抵B種が使われます。
B種は混入する高炉スラグの分量が30~60%です。
その分ポルトランドセメントを入れなくなるので差額分安いのです。

 

しかし

安いからという理由だけで使用している訳でもありません。
ポルトランドセメントが少ないということは、セメントと水の
水和熱反応も少ないので、発熱量が少なくてひび割れも優しいのです。

 

ただし

セメント量が少ない分、初期強度の発現が遅いので
スラブなどの支保工を総喜に解体する部位には向いていません。

杭や基礎などの時間が経ってから強度が出ても支障のない部位が多く、
私が使用したのも杭と基礎で、上階での使用はほぼ無理だと考えています。

 

最後に

建築工事監理指針(令和7年版上巻)
の該当部分を確認して下さい。

 

P.374

(c) 高炉セメント (JIS R 5211)は 、普通ポルトランドセメントに適量の高炉スラグ微粉末を均一に混合したもので、その分量によって A種、B種及びC種の3種類 (表 6.3.2参照)が規定されているが、A種及びC種の生産量は少なく、市販品としてはB種のものが一般的である。

表6.3.2 混合セメントの種類(jIS R 5211 . 2009、R5212 . 2009及びR5213 . 2009)(高炉セメントのみ)
規絡番号 JlS R 5211
規格名称 高炉セメント
種類 A種 B種 C種
混合物の分
量(質量%)
5を超え
30以下
30を超え
60以下
60を超え
70以下

 

 

つまり

高炉セメントB種(BB)のコンクリートを採用するメリットとは
普通ポルトランドセメントのコンクリートよりコストメリットが
ある場合が一般的に多いからです。

 

逆に

デメリットとしては、早期に強度が出にくいので支保工解体など
早期に強度の発現の必要ない基礎などで使用する事が多いです。

 

結局

現場では最終的に「儲けてナンボ」な所が大きいので、
コストメリットがある提案はドンドンやっていくべきですが
せっかく提案が通っていても、これが出来ていないとダメですね。

↓ ↓ ↓

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