昨今、杭の施工管理と言えばとってもナーバスにならざるを得ない。
それは、杭の偽装問題が発端なんだけど、
同時に、杭という見えない地中の中の作業の品質を
どのように管理してきたか?管理していくか?
という、ある意味根本的な問題でもある。
特に
支持層のデータについては、不測の事態に備えて電流計を
2つセットしたり、時にはそこまでするか?という様な対策を
講じている会社もあったりする。
それだけ
見えない地中の出来事を証明することは現在でも大変なことなのだろう。
そして、性善説というのは存在しなくなったのだな。と感じる。
でも
ここから本音を書くけど、
私は現場なんだから「不測の事態」というものは必ずある。
どんなに対策を取っていても必ず起きる。と考えている。
もしも
不測の事態になったとき、現場で実際に不具合があれば
金が掛かろうが、時間が掛かろうが直すべきだし、
「たかがデータの紙切れ1枚」がなかったとしても、
工事監理者、現場監督、専門業者が胸をはって「大丈夫」と
言い切るくらいの姿勢で仕事をすることが大切だと感じる。
確かに
第3者の目から見ると証明は出来ないのが現実かもしれない。
でも、「もしも、何か不具合があったら責任は見てやるよ」
というくらいの生甲斐を持って仕事をしている人が減っている。
「これは僕の担当じゃない」
「あいつに任していて詳細は分からない」
というサラリーマン的発想しかしない人が本当に多い。
しかし
私は建設現場で働く現場監督などは職種や経験は違っても
「みんなプロフェッショナル」であると考えている。
だから
もっともっとプロフェッショナルとしての誇りを持って良いよ。
利害関係者と話をする時も自信を持って「プロの仕事」です。
と言っていいよ。その代わり「責任」を持って仕事をすればよい。
今回のように偽装問題で大変な時こそ自信を持って仕事を出来るか?
というポイントは、人によっては大きな分かれ道になっているのかもね。
ちょっと、愚痴っぽくなったけどそういうことです。
つまり
杭工事の施工の品質確保について考えて置かなければいけない事とは、
見えない地中での作業をどのように見える化して管理するか?
また、不足の事態にどのように対応するか?その予防策をどう考えるか?
が重要である。
基本的には、最近までは工事の施工は性善説で行われてきた部分が
あったがこれからは同じようにはいかない時代であることを強く認識するべき。
もしも、あなたが失敗したらこんな勇気ってあるかな?
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