建築現場の現場監督の人達って
毎日辛くてキツイ仕事を、何が楽しくてやっているんだろう?
モチベーションを保つ秘訣って何かな?
会社に入って間もない頃、若しくは入社前のあなたは、
そんな疑問が湧いてこないかな?
実は
私も作業員さんにさえも、よく聞かれる。
「そんなに遅くまで仕事していて、何が楽しいの?」
そこで、
いつも私が答えているのは
「やりがい。やりがいだけだよ。」
と答えている。
「えっ、それだけ?」
とあなたは感じるかもしれないけど本当にそうなのだ。
しかも
同じ現場の人や、研修で同期と話したり
違う会社の大学の友達と話したりしても
ほとんど返ってくる答えは決まって同じである。
「やりがい」
他には無いんかい!と感じる。
当然他にも理由はあるよ。あるけど圧倒的に多いのが
「やりがい」という答えなのだ。
では
実際に、あなたは「自分が手掛けた建物が完成した瞬間」
に立ち会ったことが有るだろうか?
何とも言えない「達成感」がこみ上げて来なかったかな?
例えば
女性が出産をした時に、苦しくて苦しくて大変だけど
産んだあとの喜びで「また産みたい」と感じるの同じ。
出産の時は、ホルモンの作用で起こるらしい。
建物が完成した時の達成感も、
今までの苦労がぶっ飛んでしまうくらいの「喜び」が
湧き出てくるのだ。
一種のドラッグみたいなものかもしれない。
ちなみに
私が「達成感」を感じる瞬間は「完成して引き渡す」時
以外にも、何パターンか存在する。
- 基礎工事が終わって地上に足場や鉄骨が立った時。
- コンクリートが打ち上がって躯体が完成した時。
- 足場解体のシートをはがし始めて、外観が見えた時。
- アスファルト防水の臭いを嗅いだ時。
- 駐車場などのアスファルト舗装の臭いを嗅いだ時。
など
現場の節目節目に訪れる小さなイベントを「喜び」と感じ取って、
ガソリンに変えて毎日しんどい仕事に励んでいる。
ただ
ここまで書いてきて、ふと感じたのは
「おっさんの独り言」では無いのかという懸念。
今の若い人たちは、どのように感じているのだろう?
もしも、もしも、あなたが違う考えで、
TMさん、今時の若い人達は違うよ。というのであれば
こちらから苦情を頂けると非常に嬉しいです。
つまり
建築現場の9割の現場監督が感じるモチベーションの秘密とは
ひとことで言うと「やりがい」である。
この「やりがい」が無ければ、誰も最後までやり遂げる力にならないよ。
だから、現場では最後まで「やり切る力」が必要不可欠なのだ。
「やり切る力」についてはこちらから
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