コンクリートの出来型検査ほど面倒くさい事は無い?楽するコツとは?

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「コンクリートの出来型検査ってあなたは行った事ありますか?」

 

確かに

「基礎・地中梁の様な隠ぺい部ならあるよ」

という声は少なくないでしょう。埋め戻すと測定できなくなる
基礎部分の出来型を測定する事は品質管理上必要だと感じます。

 

そして

基礎・地中梁の出来型寸法の測定は地中梁のせいが高いので
色々動き回ると大変ですが、一番効率的なスパン(多くの符号が
撮影できるスパンや外周部で移動が楽なパターン)などを
考慮すると、意外と手間が掛からなくそれなりに撮影が出来ます。

 

なぜなら

基礎・地中梁は測定箇所までの移動は多少面倒くさいことは
ありますが、撮影者が梁上などを移動すれば、スタッフ(測定する棒)
を持っている人は地上から測定できるからです。

 

しかし

上階にあがると一気に大変になります。確かに柱や壁(測定可能な個所)
については、基礎・地中梁に比べて楽になるとは感じますが、
階高が4~5mある箇所において梁の出来型を測定する場合は、
高所作業車などが必要になり、非常に大変な思いをして
出来型写真を撮影するのです。

 

そこで

コンクリート打設後に測定が困難な箇所については、打設前の
型枠の状態で出来型寸法を確認するように交渉することは、
現場作業の省力化として非常に有効だと感じます。

コンクリート打設前に測定しやすい梁・スラブなどと
コンクリート打設後に測定しやすい柱・壁などは幸い
住み分けが出来ているので、上手に交渉する事により
あなたが楽になる事を私は祈ってます。

 

最後に

建築工事監理指針(令和7年版上巻)
の該当部分を確認して下さい。

 

P.368

(イ) 部材の位置及び断面寸法の測定は、一般的には次のように行う。

特記された部材又はサンプリングした部材について、基準墨からスケール等を用いて測定する。測定部分は両端及び中央の3箇所程度行う。

柱・梁等は直接測定できることが多く問題は少ないが、床・壁等の断面寸法は、両側から測定して計算で求めると測定誤差が大きくなることがある。そこで、開口部等を利用して直接測定する。

むやみに測定項目や測定数を増やすことは、測定費用や時間を要し、本来の目的から逸脱することになる。コンクリート部材の位置及び断面寸法は、型枠の変形等がなければ、型枠により決まるものであり、補修も困難であることから、コンクリート打込み前の型枠の設計・墨出し・組立等を確実に行うことが必要である。コンクリート打込み後は型枠の変形が生じたと見られる部分等について、確認のために測定する。

 

つまり

コンクリートの出来型検査の面倒くささを解消するために
あなたが交渉すべき内容は、出来るだけコンクリート打設前の
型枠検査で精度を確認して、打設後は明らかにおかしい部分のみ
測定すれば良いという事で了承を得る事です。

 

ただし

最初から、企業先の品質管理基準で出来型検査の部位と個所数が
記載されている場合の変更はかなり難しいので、その場合は、
腹をくくって検査するべきなんだけど、逆に言うと検査すべき個所は
あらかじめ分かっているので、先回りしてコンクリート打設前に
確認する事は非常に大切な事だと考えています。

 

でも

そんな事「言うのは簡単だけどお前やってみろよ!」と
あなたは感じるかも知れませんね。そうだと思います。
ただ、検査で問題が出た時の「後始末」の方が10倍
大変なケースが多いのでお伝えしたに過ぎません。

 

更に

時間のないあなたには、こちらの内容も
是非お伝えしたいので読んで下さいね。

↓ ↓ ↓

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