隣の席の人にメールをするだけのコミュニケーションで良いのか?

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IT企業に勤めていた知り合いから、
以前こんな話を聞いたことがある。

 

それは

オフィスの1部屋にエンジニアが20人位いるけど
一日中、ほとんど会話がないのだ。

必要な用事は、例え隣の席でもメールで済ますから
聞こえてくる人の声は、客先などとの電話のやり取りのみ。

 

しかし

現実問題として、現場事務所でも同じような現象が
起こりつつあるのでは?と感じるよ。

もちろん、現場によって本当に色々だけど、
会話のない現場事務所っていうもの現実に存在する。

 

確かに

業務連絡的な会話自体は存在するけど
相談や、雑談などの会話はほとんど無い。

 

だから

他の職員が、何処で何をやっているかのさえ
全く把握をしていないし、興味もないのだ。

 

実は

最近、ある現場の共通のお客さんみたいな立場の人に

「あの現場って、大丈夫?」

と聞かれたことがあった。

 

その人は、現場あがりの人なので
雰囲気だけで、現場事務所の状態、そして現場の状態を
感じ取ってしまっていた。

誰も、何も言っていないのに
その現場の問題点をズバズバ言い当てていたのだ。

 

結局

コミュニケーションが取れていないんだよね。

と最後に一言。

 

そこで

私は途中から何も言えなくなってしまっていた。
なぜなら、その人の言ったことが「全て当てはまっていたから」。

本当に、見てきたように当てはまっていた。
それは、私がその現場に行って感じた感想と全く同じだったよ。

 

具体的に言うと

コミュニケーションが取れていないので、
職員同士の指示が違っていても、お構いなしで自分の主張を
通そうとする。

だから、作業員さんは職員の板挟みにあって作業しづらく
モチベーションが下がってしまう。
そして、モチベーションの下がってしまったままで仕事をするから
出来栄えが全く良くない。

 

すると

工事監理者などから指摘を受けて
印象が更に悪くなっていく。

まさに、負のスパイラル状態。

 

ということで

現場の事務所の雰囲気が悪いと、作業員さんやお客さんにも
敏感に伝わっていく。
彼らは、私たちの小さな動きを本当によく観察している。

 

しかし

コミュニケーションの良く取れている現場は
逆に、改めて打合せをしなくても、何を考えているか分かってしまう
ので、自分以外の事も含めてスムーズに現場が進む。

 

そして

スムーズに現場が進むので、作業員さんも気持ちが良い。
だから、良い仕事が出来て、客先からの評価も高い。

こちらは、正のスパイラル状態。

 

 

では

あなたの現場はどっちが理想?

 

でも

私はメールを全く否定しているわけではなく
むしろ、どんどん使っていくべきである。と考えている。

 

その理由は

  • データなど言葉で伝わらないものが送信できる
  • 送受信記録として残る
  • 一度のメールで、多くの人に同じ内容が伝わる
  • 宛先とCCで誰に対してのメールか示すことが出来る

そして、時にはメール1通が
指示記録として、何百万円の追加を認めて貰えるキッカケにも。

 

だから

私は、どんどんメールは活用すべきであると感じるが、
隣の人には、重要なメールなら「今メール送ったよ」
と一声掛けても良いよね。

 

つまり

隣の席の人にメールをするだけのコミュニケーションで良いのか
については、「メール送ったよ」の一言でも掛けたほうが良い。
と私は感じる。

 

なぜなら

建築現場というものは、決して1人では出来ないし
良い物を造っていく上で、コミュニケーションは欠かせないから。

 

きっと

事務所内のコミュニケーションが悪い現場は、
現場全体の雰囲気も悪いと感じるよ。

 

更に

こういう雰囲気を作ることが出来ると最高だね。

↓  ↓  ↓

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