コンクリート工事の施工計画書の本音と裏側(4)

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前回は、コンクリート工事の施工計画書の全17項目のうち
5~7項目までをお伝えしました。
最初から読みたいあなたはこちらからどうぞ。

今回は続きからお伝えします。

 

8.コンクリートポンプ車の設置場所、輸送管の配置及び支持方法

 

コンクリートポンプ車の設置場所は以前の項目でもお伝えしているので
今回はお伝えしませんので、添付する打設計画図に記載すれば良いでしょう。

 

また

輸送管ですが、建物の上階になるとポンプ車のブームだけでは
届かなくなるので、ブームの先端に配管を継ぎ足して打設をします。
その配管はスラブ上ですみずみまで打設するために行う水平方向の配管と、
打設階までコンクリートを圧送するために取り付ける垂直方向の配管です。

 

特に

垂直方向の配管には、コンクリート打設時には非常に大きな衝撃が
加わりますので、躯体に対して強固に取り付ける必要があります。

画像でもつけようとネット探しましたが出てこないので、
「丸井産業」のページのウェブカタログでコンクリート製品の
「アッソー」が定番商品ですよ。

 

9.コンクリー卜運搬車の配車

 

この欄で書くことではないとは感じながらですが

「明日のコンクリート打設って生コン車何台で回すの?」

と、打設の前日に上司に聞かれた時に

「明日は、時間30m3なので、運搬時間考えて12台です」

という感じで即座に答えることが出来ますか?

 

実は

私はコンクリート打設作業というのは、本当に実際に打設する作業員さんと
生コンを供給してくれる生コン工場との3社のコミュニケーションが
本当に大切だと考えています。しっかりとしたコミュニケーションがとれて
打設作業の流れがキチンと理解していれば、

「明日は、午前中に別の打設で2台取られますが、
 午後からスラブにあがる頃には2台増やせますから生コン切らせませんよ」

という会話も成立して、3社で理解しながら進めることが出来ます。

 

しかし

現場である一定量のコンクリートを打設するときは生コン工場から
現場と工場の連絡をとる人が付くのですが、実際にはコンクリートが
一瞬でも切れると作業員さんからブーブー文句が出てくるのが実情です。

そうならないために、コンクリート運搬車の配車は重要だという事です。

 

10.圧送が中断したときの処置

 

これは、施工計画書にはさらっと、練り混ぜからの所定時間内に
解決できるように対処します。その時間内で納まらない場合は
圧送管内のコンクリートは破棄します。などと記入して終わり。
でも良いのですが、

「本当にトラブルが起きた時は一体どうするか?」

については、あなたの想像できる範囲で、一度は想定しておくべき
非常に重要な項目だと感じています。

 

例えば

  • 作業員さんの体調不良
  • バイブレーターの故障
  • 型枠からのコンクリートの流出
  • 圧送管の詰まり
  • コンクリートポンプ車の故障
  • 停電・断水
  • 輸送中の道路の事故などでの通行止め

 

などです。こちらの項目の内のほとんどは私自身経験しています。
次の項目と共に、「非常時」を一度想定しておくか?で本当に
あなたの身にトラブルが舞い込んだ時の対処方法が違いますからね。

 

11.圧送後、著しい異状を生じたコンクリートの処置

 

「圧送後の著しい異状を生じたコンクリートはどうしますか?」

と聞かれたら、99%の人は「廃棄します」と答えるだろうし、
施工計画書にも当然「廃棄する」と書くべきです。

 

しかし

「一体、このコンクリートってどうやって破棄するんだ?」

という事まであなたは考えていますか?

あなたも当然理解はしていると感じますが、コンクリートは重量物です。
1m3につき2.3~2.4tするくらいの重量があるし、土のう袋に入れても
どうやって打設箇所以外に運んで、最終的に廃棄するのか?というのは
全く現場によって千差万別だと感じています。

揚重機が常駐していれば全く問題ないかも知れませんし、
街中の狭小の現場であれば死活問題かも知れません。

 

とにかく

私があなたに今回お伝えしたいことは「トラブルは一度想像して欲しい」
ということなので、あなたの現場に沿った想定をぜひお願いします。

今回はこのあたりでおしまいです。
また次回。

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