世の中で完璧なことは無い。
たとえ、万全の体制を整えていたとしても…。
私は現場においては、特にそのように感じている。
ちなみに
昨今の杭の偽装問題によって電流計の管理については、
非常にナーバスになっているのが現状である。
会社によっては、通常1つしか設置しない電流計を
2つ設置して、片方が故障しても問題ないような処置を
しているなど様々な対策が取られている。
しかし
対策を取ることはトラブルの発生確率を減らすことには
効果があるが、0にする訳ではない。
あなたの予想していない状況が起きた場合は、
トラブルになる可能性は十分にあるのだ。
だけど
対策を取っているから問題は起こらない。
とたかをくくっている人は案外多いと感じるよ。
だから
「もし、本当にトラブルになったらどうするの?」
という回答を出来ない現場の人は多いんじゃないかな?
もちろん
色んなパターンの不具合からのトラブルになるので、
一概には言えないのが本音だけど、私としては、
せめて施工計画書の承認に至るプロセスのなかで
設計事務所や工事監理者さんと1度議論してみることを
私は強くお勧めする。
かつて
厳しい工事監理者さんの人と、そのような「もしも」の
トラブルの話を議論したときに、
「そういう話題こそ本当に大切だよ」
と目をキラキラさせていた事を覚えている。
もしも
あなたが自分達で判断つかずに最終的にせっかく打設した杭を
抜かなければならない事態になったときに
「あー、事前に対策を講じて、誰が確認すればOKか決めておけば良かった~」
なんて後悔しても遅いからね。
ちなみに
杭を抜くのには、百万単位もしくはそれ以上のコストと、
機械の段取りから施工完了までにかなりの期間をロスするからね。
つまり
杭工事においては杭の偽装問題以降色々な対策が
なされていると感じるが、それでも完璧ではないはず。
トラブルにならないように対策を取ることも大切だけど、
トラブルになったときにどのように対応するか?の方が
実は大切だったりするので、事前に工事監理者さんを含めて
対応策を考えておこうね。
私の中でトラブルが起きたときに一番初めに考えるのはこちらだよ。
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