空気は地球上に腐るほどあります。当然何かの物質に満たされていない部分
というのは空気が補完しているという状況なのが地球なのです。
ちなみに
最初から思いっきり脱線しますが、
あなたは「真空」という状態って違和感なく受け入れることが出来ますか?
私は、いまだに違和感があります。空間はあるのに「そこには何もない」
何もないと言われても「空間というスペース」は存在する。でも
何かがないと空間というものが成立しないのでは?と考えてしまい
宇宙空間などがすんなり頭の中で納得できていないのです。
もしも、私にアドバイスや参考になるものがあればコメント欄などに
書いていただければ非常に嬉しいです。
では
改めて本題に戻っていきます。空気量というのは実はコンクリートの性状に
大きな変化を与えていたのです。
実は
私は今回の記事を書くまで、空気量について深く考えていませんでした。
コンクリートは様々な材料を「練り混ぜて」製造するのでその過程で
空気も当然のように混ざっていると考えていたからです。
しかも
空気量が増えることで○○が良くなるとか、減ることで○○に影響が出る
という効果があるなんて想像していませんでした。
でも、あなたが料理や理科が得意であれば想像できるかもしれませんね。
まず
空気量が増えることのメリットは「ワーカビリティーが良くなる」という事です。
お菓子をつくるときに「ふわっ」とさせるために空気を多く入るように混ぜる
なんてことありますよね。それと同じ原理かと考えています。
その「ふわっと感」は6%を超えてもそれ以上効果がないという事で
上限値が決まっているのです。
次に
空気量が減ることのデメリットは凍結融解に対する抵抗性がなくなる。
ということなのですが、私も理解できていない部分があります。
凍結融解時は水分の体積の変化が変化するための吸収代としての
空気の部分がなくなるのでしょうか?
今回は、解決できていないことがあったので記事をボツにしようかと
考えましたが、たまにはそう言う事もあるということで敢えて載せました。
最後に
「建築工事監理指針(令和元年版上巻) [ 国土交通省大臣官房官庁営繕部 ]」
の該当部分を確認して下さい。
P.390
(a) 「標仕」では、荷卸し地点における空気量は、4.5%と規定されている。
AE剤、AE減水剤、高性能AE減水剤を用いて、コンクリート中に微細な空気泡を連行すると、連行空気量にほぼ比例して所定のスランプを得るのに必要な単位水量を低減でき、ワーカビリティーが改善されるとともに、凍結融解作用に対する抵抗性が増大する。しかし、空気量が6%以上になるとそれ以上空気量を増やしてもフレッシュコンクリートの品質は改善されなくなり、空気量が 3%未満では凍結融解作用に対する抵抗性の改善に対する効果が少ない。
このため空気量の確認時期・地点を荷卸し地点とし、その時のコンクリートの空気量を4.5% としている。
つまり
コンクリートに空気を混ぜることによって得られるメリットとは、
所定のスランプを得るのに必要な単位水量を低減できて、かつ
ワーカビリティーが改善される効果があります。更に、
凍結融解作用に対する抵抗性が増大する効果もあります。
空気という何でもない存在でも計画的に使用する事で性能を
向上させる効果があるなんて不思議なものだと感じた今回でした。
さて
あなたは今「空気」の様な存在で、上司に対して意見を言えていない。
という状況ではありませんか?上司に意見するときは勇気が必要です。
更に、こちらの知識を入れておけば、上司に意見を伝えやすくなる
可能性もあるので、ぜひ読んでみて下さいね。
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