施主や設計事務所の急な頼みごと。
「お願い。忙しいのは分かっているけど
来週月曜日までに何とかならないかな?」
しかし
よくよく話を聞いてみると、何とか月曜日中には
対応出来そうな内容である。
そこで、
「分かりました。やりましょう」
と、2つ返事で答えたあなたは少しだけモッタイナイ
ことをしていると私は感じる。
ちなみに、私ならケース・バイ・ケースだけど
少しゴネてみることもあるからだ。
具体的には
「ベストは尽くしますけど、最悪の場合は〇〇が
間に合わないかも知れませんが、宜しいですか?」
と、成果品に条件を付けることがある。
だからと言って、途中までしかしないということでは
全く無くて、必ず最後までやり遂げるのだ。
先程の条件は、一種のパフォーマンスである。
なぜなら
相手は、無理を承知でお願いをしてくるのだから、
「100%出来るか?どうか?」さえもよく把握はしていない。
もしかすると、「100%の成果が上がれば儲けもの」と
思っているかも知れないよね。
だから
条件を出した時の、反応を見ると相手の期待値が分かるのだ。
そこで、敢えて少しだけ期待値を下げることにより、
普通に100%の成果をあげた時の相手の喜び方が違うから。
そして、相手に喜んでもらえることは、
信頼を得るための時間短縮にもなるということ。
よって
ただ単に、仕事を請け負って納品するだけより、
仕事の依頼者の心をつかみやすいという事が
私の経験上言える。
他には
仕事の依頼者が、本当は3日後くらいに欲しいけど
あなたに気を使って、1週間猶予をくれた場合などに
カンバって3日後に成果物を渡してあげると、
相手の期待値以上の結果となり、信頼を得やすい。
よって、仕事は普段通りやっているにもかかわらず
信頼を得やすいか?そうでないか?についての
小さな「差」が実は生まれているんだよ。ということ。
もしも
あなたにも、同じようなシチュエーションがあれば
一度試してみることをオススメするよ。
つまり
施主や設計事務所の期待値を超えるちょっとしたコツとは
急な頼まれごとをした時に、本当は対応可能でも少しだけゴネて、
成果に対する条件を付けて一度期待値を下げること。
そして
一度下げた期待値を、当初求めていたレベルまで対応して
戻してあげることで、淡々と普通に対応する事に比べると
相手からの評価は上がりやすい。
または、予定より期日を早めに返してあげることも
相手から喜ばれやすいポイントである。
だから
お客さんが何を求めているのか?
をしっかりと読み取ることが非常に大切だよね。
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