現場の朝礼の初めのセレモニーといえば
「ラジオ体操」。
いかついお兄ちゃんも、
かわいい女子も、
お父さんより年上な人も、
みんな、朝ラジオ体操をする。
その数というと
例えば、年間250日ラジオ体操をしたとしても
15年間で3750回もやっている計算。
単純にスゴイ回数。
でも
年に数回、ラジオ体操を流している機械の調子が
悪い時があるんだよね。
だから
仕方ないから
「今日は、音楽無しでやってみるか~」
と、みんなに声を掛けて
「1,2,3,4 5,6,7,8 …」
と、掛け声だけでチャレンジしたことが
あるんだけれど、
その結果
みんな、ボロボロのグチャグチャ。
何がひどいかというと
「次の体操の動作が、何かのかが分からない」
1つの体操が終わると、
みんな不安そうに廻りをキョロキョロ見渡して
「次は、この動作だよね」
と、アイコンタクトをお互い取りまくり。
でも、やっぱり不安だから
体の動きが小さい。
そして、動きが正解だとわかると
とたんに、体の動きが大きくなる。
人間、気持ちが体の動きに現れるもんだな。
と、現場監督の立場上、みんなから向かい合って体操をしている
私は、内心ほくそ笑む瞬間。
これって
Youtubeとかにアップしたら受けるかも。
と感じさせるくらいの珍光景が繰り広げられているよ。
結局
グダグダになり過ぎたら、
「もう、やめるか?」
といって、途中終了。
みんな、お互いの顔を見合わせて
恥ずかしそうにしているよ、
まあ、ひどいもんだよ。
当然、私もその1人だけどね。
で
この記事を読んでいるあなたは
「何で1000回以上もやっているのに
覚えていないんだよ。 普通は覚えるよ。」
と、喉元を通り過ぎて言葉に出ているかも。
そして
何が言いたいの?
とも。
例えば
あなたは、好きなCDのアルバムを聞いていて
ある音楽の最後になった時に、次の音楽のイントロが
出てくることってない?
私はよくある。
つまり
音楽が一緒だと「次の動作」が自然と出てくるし
何事も「習慣化」されていると自分で感じていても
意識して行っていないと「完璧に覚えている」
ということは少ない。ということ。
更に
習慣化や、覚える為には、
ラジオ体操の場合の「音楽」のように、
何か他のキッカケがあると非常に効果的。
だから
会社に入って最初の頃は
とにかく、「習慣化」されるまで、「覚える」まで
「意識して」物事に、何度でも何度でも取り組むこと。
私は、若い職員にはよく言っている。
「100回やれば覚えるよ」とね。
ラジオ体操は3000回以上やっても覚えてないけど…。
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