施工計画書に記載する次の項目は「工程表」。
工種別こ必要な工程表は当然2種類添付する必要がある。
「全体工程」と「該当工種の工程」である。
つまり
全体の工程はこのようになっている内の、
この期間に今回提出する工事は行いますよ。
という周知を行うのが、工程表の役割である。
なぜなら
工事の内容によっては、一般常識的に始めるであろう時期と
実際の施工開始時期が大きく異なる場合があるから。
「えっ、もう○○工事始めるの?」
と、工事監理者さんに驚かれて説明をする場合もあるから。
だから
「もうすぐ工事を始めますよ」
というアピールには「工程表の添付」は欠かせない。
そして
工程表を付けることで、もう1つアピールになる場合がある。
それは、なかなか施工のスピードに合わせて決め事や施工図を
承認してくれない工事監理者さんがいる場合に必要。
「もう、図面承認してくれないと工事止まりますよ」
「あの質疑の回答ないと工事に入れませんよ」
と、工事監理者さんなどの決断や承認を促すのに
非常に有効なのである。
切羽詰まらないと中々行動を起こしてくれない人にとって、
「お尻に火をつける」絶好の機会なのである。
実際に
施工計画書を提出すると、未決事項を抱える工事監理者さんから
「え~。もう始めるの?じゃあ、そろそろヤバイよね」
という発言が出る場合は意外と多いので
決断や承認のスピードが遅いと感じる工事監理者さんに対して、
実際に一度は試してみる価値があると感じるよ。
しかし
大前提が1つだけある。
それは
施工計画書を工事に着手する時期に対して、
未決事項の決定についての「回答期間」が取れるくらい
余裕を持った時期に提出することである。
実は、早期に施工計画書を提出することが
工事が進捗するにつれて段々と難しくなって来るのが実情。
「早く施工計画書を提出しないと工事にかかれないよ」
と逆に言われないように、十分に注意しようね。
つまり
工程表を添付することで全体工程のどのタイミングで、
工事を始めるのか?を周知することが出来る。
更に
質疑の未決事項や施工図の承認がまだの場合は、
「そろそろ決定しないとマズいですよ」という
無言のアピールとして使用することも出来るよ。
更に更に
設計事務所の回答を素早く引き出すためには
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