足場を計画するときにジャッキベースの高さを
あなたは普段どのように設定しているかな?
100? 150? 200? 250?
それとも覚えていないくらい適当?
もしも
ジャッキベースの高さなんて関係あるの?
なんてあなたが思ってしまったのであれば、
この先を読み進めることを是非オススメする。
なぜなら
建枠の許容支持力はジャッキベースの高さに応じて変化するから。
具体的には
以下の表を参考にして欲しい。
表 : ジャッキベース調節高さによる建枠の許容支持力 (N)
ジャッキベース高さ (mm) | 標準枠 (H ≦1.8(m)) | 簡易枠 |
l ≦ 200 | 42600 | 34300 |
200 < l ≦ 250 | 40600 | 32800 |
250 < l ≦300 | 38700 | 31300 |
300 < l ≦ 350 | 37200 | 29800 |
よって
ジャッキベースの高さが200mmを超える場合は
建枠の許容支持力を低減しないといけないのだ。
でも
足場の計画時点ではジャッキベース高さを150mmに
設定して作図してしまえば全く問題ない。
特別な事が無ければ、何も考えなくても200mm以下で
ジャッキベース高さを設定していることも多いだろう。
では
なぜ、わざわざ個別の記事にしたのか?
だけど、実際に足場の組立に携わっている人たちが
どれだけ意識をして組んでいるか?
ということ。
実際の所は、ジャッキベース高さを計画通りで無くても
そこまで悪影響は無いかも知れない。
しかし
知識として知っていて足場の組立の指示を出すのと、
全く知らずに指示を出すのとでは雲泥の差があるよ。
「えっ?知りませんでした」
と、何か問題が起きてからの言い訳なんてしたくないよね。
つまり
足場の計画を行う場合にジャッキベースの高さのついての失敗例は、
ジャッキベースの高さに応じて建枠の許容支持力が
変わることを知らずに計算を行うとNGが出たこと。
しかし
図面上の足場の計画時は地盤レベルは基本的にフラットだけど、
実際の現場で組み立てる時は、地盤レベルが当初の想定と
違う場合もあるので「限界値」を予め知っておくことは
非常に大切だからね。
でも
いちいちジャッキベースの高さを変えて計算するのは
面倒くさいというあなたは、こちらを使用すると
ジャッキベースの高さを変えるだけで同条件で
様々な検討が出来るのでオススメだよ。
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