【保存版】躯体図に記載すべき36のチェック項目とは?(チェックリスト付)

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今回は特に改めて書くと言うよりは、

「え~っと、躯体図チェックする項目ってこれだけだったっけ~?」

という場合に、この記事を思い出してチェックリスト的に
使用して頂けたらと考えていますので、ほぼ説明しませんよ。

 

まず

躯体図に記載すべき内容の大別は以下の5つの項目です。

(a) 構造体の形状、寸法、位置関係
(b) 仕上げ、納まり等の関係
(c) 防水上の納まり
(d) 設備関係
(e) 仮設関係

仮設関係についても、必要に応じて躯体図に記載しておく方が、
現場でのトラブルを防げますし、工事監理者さんにも、やりたいことを
事前に伝えることが出来るので、ギリギリになってダメと言われる
リスクを減らすことが出来るので良いと感じてます。

上記以外の小項目については、
建築工事監理指針(令和7年版上巻)」の該当部分を確認して下さいね。

P.433

6.8.3 型枠の加工及び組立

(1) コンクリート寸法図、型枠の加工及び組立等を次に示す。

(ア) コンクリート工事を行うには、必ず各部のコンクリートの形状及び寸法を詳細に表した施工図を作成する。多くの場合、平面図を中心にし、必要に応じて部分的断面図を補助として記入している。このような施工図をコンクリート寸法図、スケルトン、コンクリート躯体図等と呼んでいる。
コンクリート寸法図は、単にコンクリート型枠作製のためだけでなく、他の関連工事に対しでも基本になる施工図であるから、次の事項を十分検討する。

(a) 構造体の形状、寸法、位置関係

① 通り心、壁心等の基準線からの構造材の位置
② 構造材 (柱、梁、壁、スラブ、基礎、階段等) の形状、寸法、割付け及び符号
③ 軒高、階高及び GL と 1階床高との関係
④ 梁、スラブその他の基準軒高との上下関係
⑤ 打継ぎ箇所
⑥ 構造材相互の取合い

(b) 仕上げ、納まり等の関係

① 仕上げ(左官、タイル目地等)と関連して必要な増打ち等のコンクリート寸法図
② 建具、造作等の納まりによる開口及び周辺の形状寸法
③ タイル、石等の割付けによるコンクリート寸法の増減
④ 躯体に断熱材等を打込みとする場合の寸法
⑤ インサート、ブロック壁の位置及び差し筋の径並びにピッチ、アンカーボル卜、丸環、ルーフドレンその他の取付け金物類の位置
⑥ 打放しのコンクリー卜部分 (化粧目地、伸縮調整目地、ひび割れ誘発目地)
⑦ その他特にコンクリートを欠き込む必要のある場合及びコンクリートに打込みとなるもの

(c) 防水上の納まり

① 屋根面の勾配、パラペット回り等の立上り部分、笠木等の防水の納まり
② 使所、浴室等の防水層の納まり(スラブの高さ、周囲の納まり)
③ エキスパンションジョイントの納まり
④ 水を使用する部分のスラブ勾配や排水
⑤ 地階二重壁内の水抜きパイプ

(d) 設備関係

① 梁、壁等の貫通孔 (スリーブ等)
② 便所、洗面所、浴室等の衛生器具用開口
③ ダクト用の開口
④ 設備機器用機械台及び機械吊上げ用フック類
⑤ 分電盤、端子盤、消火栓、改め口等の開口あるいはプルボックス等のコンクリート打込みとなる箇所
⑥ マンホールの大きさ及び位置 (タラップの位置、二重スラブ内に設置するポンプ類の大きさ)
⑦ 槽類の位置及び総重量
⑧ エレベーター関係

1) ピット内の幅及び深さ
2) 機械室の床開口
3) 敷居受け用ブラケット
4) ガイドレールの位置と取付けボルト
5) エレベーター据付け用の吊上げフック類
6) インジケータ一、押しボタン穴

⑨ 二重スラブ内の水抜き及び通気パイプ、集水桝、スラブ勾配

(e) 仮設関係

① 材料搬出入口 (建物内外への出入口及び上下の運搬用開口)
② 設備用大型機械の搬入開口部、搬入経路及び総重量
③ パイプシャフトの器材搬入口
④ 切張り支柱用開口
⑤ タワークレーン用開口
⑥ 外部足場つなぎ用インサート

(f) その他コンクリートと関連するもの

 

つまり

躯体図に記載すべき36のチェック項目とは?

(a) 構造体の形状、寸法、位置関係
① 通り心、壁心等の基準線からの構造材の位置
② 構造材 (柱、梁、壁、スラブ、基礎、階段等) の形状、寸法、割付け及び符号
③ 軒高、階高及び GL と 1階床高との関係
④ 梁、スラブその他の基準軒高との上下関係
⑤ 打継ぎ箇所
⑥ 構造材相互の取合い

(b) 仕上げ、納まり等の関係
① 仕上げ(左官、タイル目地等)と関連して必要な増打ち等のコンクリート寸法図
② 建具、造作等の納まりによる開口及び周辺の形状寸法
③ タイル、石等の割付けによるコンクリート寸法の増減
④ 躯体に断熱材等を打込みとする場合の寸法
⑤ インサート、ブロック壁の位置及び差し筋の径並びにピッチ、アンカーボル卜、丸環、ルーフドレンその他の取付け金物類の位置
⑥ 打放しのコンクリー卜部分 (化粧目地、伸縮調整目地、ひび割れ誘発目地)
⑦ その他特にコンクリートを欠き込む必要のある場合及びコンクリートに打込みとなるもの

(c) 防水上の納まり
① 屋根面の勾配、パラペット回り等の立上り部分、笠木等の防水の納まり
② 使所、浴室等の防水層の納まり(スラブの高さ、周囲の納まり)
③ エキスパンションジョイントの納まり
④ 水を使用する部分のスラブ勾配や排水
⑤ 地階二重壁内の水抜きパイプ

(d) 設備関係
① 梁、壁等の貫通孔 (スリーブ等)
② 便所、洗面所、浴室等の衛生器具用開口
③ ダクト用の開口
④ 設備機器用機械台及び機械吊上げ用フック類
⑤ 分電盤、端子盤、消火栓、改め口等の開口あるいはプルボックス等のコンクリート打込みとなる箇所
⑥ マンホールの大きさ及び位置 (タラップの位置、二重スラブ内に設置するポンプ類の大きさ)
⑦ 槽類の位置及び総重量
⑧ エレベーター関係
1) ピット内の幅及び深さ
2) 機械室の床開口
3) 敷居受け用ブラケット
4) ガイドレールの位置と取付けボルト
5) エレベーター据付け用の吊上げフック類
6) インジケータ一、押しボタン穴
⑨ 二重スラブ内の水抜き及び通気パイプ、集水桝、スラブ勾配

(e) 仮設関係
① 材料搬出入口 (建物内外への出入口及び上下の運搬用開口)
② 設備用大型機械の搬入開口部、搬入経路及び総重量
③ パイプシャフトの器材搬入口
④ 切張り支柱用開口
⑤ タワークレーン用開口
⑥ 外部足場つなぎ用インサート

 

 

また

エクセル形式でチェックリストを作成しましたので
ダウンロードして活用してみて下さいね。

 

 

この際なので、図面のカテゴリーの記事をおさらいしておくのも
今後の理解を深めるためには非常に大切ですよ。

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