前回は、鉄骨建て方の計画書の全14項目のうち
4~7項目までをお伝えしました。
最初から読みたいあなたはこちらからどうぞ。
今回は続きからお伝えします。
8 建方途中の建入れ測定方法及びその修正方法
9 建方完了時の建入れ測定方法及びその修正方法
今後に別立てで記事にする予定をしていますが、鉄骨の建入れ直しを
行うにあたって、どの様に計測するのか?
(トランシットとスケール・3次元のマーカー等)
また、修正する方法はどうするのか?
(ワイヤーで引張る、柱の接合部につけた治具で調整等)
を現場の状況に合わせて記載しておきましょう。
また
鉄骨の建入れ直しは、小規模な建物であれば全て建て終わってから
でも良いとは思いますが、ブロックに分けて建て方を行う場合は、
ブロック毎(3~5スパン程度)に建入れ直しを実施した方が良いです。
なぜなら
あまり長いスパンを一気に確認しようとすると、ワイヤーなどで調整
しようとしても、それぞれの鉄骨が少しずつ干渉して思ったように
鉄骨が寄らない可能性があるからです。
調整の効きやすいスパンで、少しずつゆがみを直しながら進めて
行った方が、最終的なゆがみは少なくなると私は考えています。
10 部材集積場所及び集積方法
敷地が広くて作業ヤードがいくらでも確保できるという現場であれば
配置図に、ラフに仮置きヤードなど囲ってしまえば問題ありません。
しかし
大抵の現場は、敷地に余裕がなく、かつ鉄骨や付属の部材などの
1つ1つがそれなりに場所を取るので、何もヤードの事を考えずに
施工計画を行う事は少ないと私は考えています。
そして
一口に「部材」といっても、
- 本体鉄骨自体
- ボルトなどの副資材
- コラムステージ等の仮設材
など様々あるので、その資材毎にヤードをイメージして記載しておく
事をオススメします。
なぜなら
どのタイミングで、それぞれの資材たちをヤードに集積するのか?
という、搬入ルートや荷下ろし方法も合わせて検討する必要が
あるからです。
具体的には
- 鉄骨自体の材料が到着する前に搬入する資材があるのか?
(後から入っていけない所しかヤードが確保できない) - 資材はクレーンで荷下ろしするのか?ユニックなのか?
(クレーンの設置位置・時間、ユニックの経路の確保) - その資材は雨天時には搬入可能なのか?
(ボルトなどの濡れてはいけない材料)
などを検討した上で、施工計画に明記しておくと、他の関係者にも
あなたの意図が伝わるので、図示しておいて下さいね。
更に
場合によっては、車上から直接鉄骨を吊り上げないといけないような
現場もあるので、その場合は、特に搬入車両の順番、積み方の順番
などを入念にシミュレーションしないと現場が止まってしまうので、
あなたのイメージ力が重要になってきますからね。
11 建入れ検査の合否の基準
建入れ測定の精度については、以前は建築工事監理指針に掲載
されていましたが、今は掲載されていません。
詳細については、建入れ直しで1つの記事にして今後お伝えしよう
とは考えていますが、精度の基準については「JASS 6」に掲載
されているので、鉄骨工事のある現場で、最低1冊は整えておきましょう。
もしも、あなたが鉄骨工事の担当であれば、比較的安いので
自分用として購入しておくと、重要な所にマーカー引いたり、
付箋付けたりして、いつでも見返すことが出来るので非常に
有用なので、是非自分の1冊として手に入れておいて下さいね。
↓ ↓ ↓
今回はこのあたりでおしまいです。
また次回。





































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