今までそれぞれの工種で何度も登場してきた施工計画書
ですが、当然ながら現場で鉄骨工事を施工する前には、
きちんと整えて工事監理者さんの承認をもらっておかないと
いけませんが、私は施工計画書というのは、自分自身が一体
どの様に施工すればよいのか?を確認する為だと考えています。
建築工事監理指針で14の項目が記載されているので、
1つ1つ確認していきましょう。
個別で記事にしたり、以前の記事でお伝えしている部分は、
サラッと記事リンクも含めてお伝えしていきます。
では、始めていきましょう!
1 工程表
まずは
この現場で鉄骨工事が、いつから始まって、いつ終わるか?
という工程をきちんと理解しておく必要があります。
なぜなら
鉄骨工事は、関連する工事が多いので、事前に段取りをしておかな
いと、鉄骨工事だけでなく、全体工程にまで影響を与えてしまいかね
ません。
例えば
- 鉄骨足もとのモルタル等の手配(この工程が未了だと、そもそも鉄骨がたたない)
- 元請け手配の揚重機の手配(大型重機の場合は特に事前に日程を合わせて計画しておく)
- 超音波探傷検査の手配(梁で溶接がある場合などは、デッキ敷など次工程にいけない)
- スタッド溶接の手配(現場の進捗を理解していないと、何度も呼ぶ羽目になって、追加費用を言われる可能性がある)
- 外部足場の鳶の手配と楊重方法(鉄骨の建入れ直しが完了していないと足場の控えを鉄骨から取れないのと、作業ヤードや揚重機が錯綜してしまう可能性が高い)
などなど、挙げればキリが無いのですが、鉄骨工事の建て方に合わせて
スポットで入れないといけない関連工種が非常に多く、小さな遅れの積み
重ねが最終的に大きな遅れとなって現場を苦しめていきます。
逆に
- 全体工程を考えて、鉄骨工事を何時からスタートさせないといけないか?
- 次節はいつか?その日程迄には、いつまでに図面承認が必要か?
などの、全体工程を満たすために、他の工事の進捗も合わせて管理して
おかないといけないのが、最重要工程の1つである鉄骨工事なのです。
だから
全体工程の中の、鉄骨工事の開始・完了時期
鉄骨工事内での、詳細な工程
の2つをよく理解して、関係会社と調整してくださいね。
2 施工管理体制
施工管理体制は、他の工種でも毎回出てきているので、詳しくは
書きませんが、鉄骨工事は関連会社が多いので、漏れの無いように
記載をしておいてくださいね。
3 組立順序
鉄骨工事の現場側の施工計画書のメインはこの節からの
「どのようにして鉄骨を建てるのか?」です。
なぜなら
SRC造以外の、鉄骨は全て組みあがった状態で構造的に成立
するような機構になっているので、組立順序を間違えてしまうと
最悪の場合は「倒壊」してしまう危険性が伴なっているからです。
だから
組立順序というのは、非常に大切で、特に敷地に建物以外のスペース
がほとんどない街中の現場などでは、
- どのように組立て、何時のタイミングで構造的に安定した形にできるのか?
- ロの字の様な安定した形状に持っていくまでに、どの様な倒壊防止策をとるべきなのか?
- 後から施工しないと、他の部材の組立が出来ない様な箇所はあるか?
などを、ステップ図等を用いて見える化しておくと、実際の施工時に
トラブルがおきる可能性が低いと私は考えています。
BIMなどの3次元でステップを表すことが出来れば分かりやすいの
ですが、それがムリでも揚重機のブームの角度で干渉しないか?
などの検証は、主要な部材に対して行っておく必要がありますね。
「ヤバイ!手前の梁取付けたら、奥の梁が届かない!」
となってしまったら、あとの祭りですからね。
今回はこのあたりでおしまいです。
また次回。








































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