施工計画書って何のために作成するの?
と聞くと、
- 各工事を良い品質で作るため
- 安全な施工方法であるか確認するため
- 適切な材料が使用されているか確認するため
などなどの回答が出てくると感じるよ。
しかし
施工計画書は誰のために作成しているの?
と聞くとあなたは誰のためと答える。
- あなたのため?
- 工事監理者のため?
- 協力業者のため?
さあどれかな?
結局
言い分は色いろあるかも知れないけど、
私は、あなたの為であり、工事監理者の為であり、
協力業者の為であると感じている。
なぜなら
施工計画書は、基本的には元請けが作成する。
工事の内容によっては、協力業者が作成した物に
表紙だけ差し替えて提出するものもあるかも知れない。
でも
あなたがまず理解していなければ、
現場で実際に作業していることが「正しい」か「間違っているか」
を判断することが出来ないから。
更に
工事監理者へは、元請けとして「施工計画書のやり方」で
工事を進めますよ。良いですか?という確認を取るべきだし、
協力業者にも、この現場はこういうやり方で行くよ。
ということをアピールする必要がある。
もしも
あなたも、工事監理者も、協力業者も
良く理解していないまま工事を進めてしまうと、
現場で間違ったやり方で工事を進めていても、
誰も気づかないという最悪の事態を招きかねない。
そこで
何かしらのトラブルが発生したらどうなると思う?
きっと
「私は聞いていない」
「そんな指示はしていない」
「信用していたからチェックまではしてない」
「普段と違う所は個別に説明しないと分からない」
という醜い責任逃れ発言のオンパレードに
なってしまう確率は非常に高いよ。
最終的に
責任の所在は「あなた」になる可能性が
最も高いとも私は感じている。
そのくらい、元請けの責任は重大だよ。
つまり
施工計画書を現場で作成する本当の意味とは、
- 工事監理者
- 元請け
- 協力業者
がそれぞれ、しっかり理解するために作成する。
だから
どこかの部署が分からないまま施工していると
現場の施工中にミスを見つけ出すことも出来ない。
結局
現場は、あらゆる立場の人が1つのゴールに向かって
進んでいる状態が一番良い物が出来ると私は感じている。
だけど
チェックをしていてもどうのようにチェックをすると良いか
わからない人もいると感じるので、今後は各項目ごとに
本音で解説していくよ。
そして
最終的にこちらの力が身につくことを私は願っているよ。
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