コンクリート工事の施工計画書の本音と裏側(6)

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前回は、コンクリート工事の施工計画書の全17項目のうち
12~14項目までをお伝えしました。
最初から読みたいあなたはこちらからどうぞ。

今回は続きからお伝えします。

 

15.コンクリートの補修方法

 

「コンクリートの打込み時の不良は脱型してみるまで分からないよ」

「ジャンカが出来た時に、出来た場所によってその時に考えようよ!」

と嫌なことを後回しにしたい気持ちは分かります。
最初から、最悪の事ばかり考えて仕事なんてしていたら前向きに
なる事なんて、なかなか無いので成功することばかり考えたいですよね。

 

しかし

コンクリートを打設して、ジャンカやコールドジョイントが出たり
することは、100%防げるものではありません。

何個か前の記事で不測のトラブルの件も話題に出しましたが、
施工計画書を作るときくらいは、一度だけ想像してみて、
どの様に対処するかシミュレーションをしておけば

「本当にトラブルになった時の動き方が雲泥の差」

となるので、トラブル時の対応をしっかりと記載するようにしましょう。

 

なぜなら

本当に軽微なジャンカについては、固練りのモルタルを詰めれば終了。
という事実さえ、事前に分かっていれば、もしも、工事監理者さんや
社内の品質パトロールで指摘されたとしても、アタフタしなくても
済むんですからね。

 

16.供試体の採取(採取場所、養生方法)

 

供試体の採取方法や採取場所、養生方法については、
構造図の特記仕様書に記載されていることが多いです。

 

だから

表向きには、決められた所定の本数の供試体を取って
適正に試験をする。ということで問題ないです。

 

しかし

実際には、オフィシャルではないと言ったら若干違うかも知れませんが、
他にも現場の確認用として数セット取っているのではと感じます。
その中で、95%以上の現場で取っていると感じているのは、
「型枠支保工の脱型用」の供試体などがありますよね。

 

ここで

現場として、どんな部位のコンクリート打設について
どの様に供試体を採取して試験するのか?については、
コストパフォーマンスを含めて検討した方が良いですね。

 

17.試験所

 

コンクリートの強度試験を行うときに「どこで行うのか?」
については、実は重要な議論なのです。

 

例えば

材齢28日で強度管理する場合は、28日後の強度試験は、
他の試験とは毛色が違うある意味「オフィシャル」な試験です。

この、「オフィシャル」な試験を、生コン工場内の試験機で
行うことは、客観的に見ていかがなものか?ということで、
公的検査機関での試験を行うことが一般的です。

 

しかし

他の試験をわざわざ公的検査機関で行うには、地域差の影響が
非常に大きいですが非常に手間暇がかかるので、生コン工場内での
自主検査で良いですか?ということを確認するためにこの項目が
あると私は考えていますよ。

 

つまり

コンクリート工事の施工計画書に記載すべき事項とは

  1. ○ 工程表(配合計画書の提出、試し練り、型枠組立、コンクリート打込み、支柱取外し等の時期)
  2. ○ 配合計画書、計画割合の計算書(軽量コンクリートの気乾単位容積質量(「標仕」6.10.2(1)) を含む)
  3. ○ コンクリートの仕上りに関する管理基準値、管理方法等
  4. 仮設計画(排水、コンクリートの搬入路等)
  5. ○ 打込み量、打込み区画、打込み順序及び打止め方法
  6. 打込み作業員の配置、作業動線
  7. コンクリートポンプ車の圧送能力、運搬可能距離の検討
  8. コンクリートポンプ車の設置場所、輸送管の配置及び支持方法
  9. コンクリー卜運搬車の配車
  10. ○ 圧送が中断したときの処置
  11. ○ 圧送後、著しい異状を生じたコンクリートの処置
  12. ○ 打継ぎ面の処置方法
  13. 上面の仕上げの方法(タンピング)
  14. ○ 打込み後の養生(暑中、寒中)
  15. ○ コンクリートの補修方法
  16. ○ 供試体の採取(採取場所、養生方法)
  17. 試験所

〇は品質計画作成時に考慮すべき項目

 

あっ、

あなたは「品質計画」って聞いて答えることが出来ますか?
もしも、難しいと感じるのであればこちらの記事も確認してね。

↓ ↓ ↓

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