型枠工事の施工計画書の本音と裏側(1)

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今回は前回までのコンクリート工事に引き続き
型枠工事の施工計画書についてお伝えしていきます。

まず

建築工事監理指針(令和元年版上巻) [ 国土交通省大臣官房官庁営繕部 ]
の該当部分に記載している施工計画書に記載すべき事項を
列記しますのでご確認下さい。

P.356

(3)施工計図書の記載事項は、概ね次のとおりである。
なお、○を考慮しながら品質計画を検討する。

(イ) 型枠工事の施工計図書

  1. 型枠の準備量
  2. ○ 型枠の材料
  3. ○ 型枠緊張材の種別及び緊張材にコーンを使用する箇所
  4. コンクリート寸法図(スケルトン、コンクリート躯体図、コンクリートプラン)
  5. 基準部分の型枠組立図
  6. ○ 型枠材取外しの条件(材齢又は構造計算により安全を硫認する場合)
  7. はく離剤使用の有無

 

1. 型枠の準備量

 

型枠の準備量と言うのは簡単に言えば「必要数量」ですね。
必要であれば、次の材料の欄のせき板など数量が記載できる
項目について記載しておけば大丈夫です。

 

2.型枠の材料

 

ここでの型枠というのは、次に緊張材の項目があるので、
一般的に「せき板」に分類される項目であるという解釈で行きます。

せき板として圧倒的に一番使われているのは「コンパネ」です。
ここで、使用するコンパネには1つだけルールがあります。

 

それは

日本農林規格(JAS)の「コンクリート型枠用合板の規格」
による認定品であることです。

 

また

それ以外の材料として、壁については樹脂製のせき板や
基礎などでは鋼製の型枠などもありますので、コンパネ以外
の材料を使用するのであれば、先程の数量と使用部位を
きちんと記載して、カタログ添付して承諾を得るべきですね。

床の場合は、デッキスラブのような鋼製型枠については、
一般的に広く認知されているので使用したいのであれば、
「使用箇所を明記」して施工計画書に記載すべきでしょう。

 

ここで

「使用箇所を明記」とあえて書いたのは、デッキスラブの使用に
適さない場所や、設計者・工事監理者として使用して欲しくない場所
が少なからずある訳です。

 

例えば

1階の床下ピットの型枠と言うのはコンパネで施工すると
解体・搬出の手間が非常に掛かるので本当に大変です。

だから、デッキスラブにすれば施工側の手間はかなりの
省力化がはかる事が出来るので、単純にコストの問題では
なく提案したいとします。

 

一方

設計者さんや工事監理者さんは「デッキスラブは錆びる」
というイメージがあり、さらに「ピット内は地下水位に
よるけど湿気がある」というイメージがプラスされると、

「ピットはデッキスラブが錆びるからNG」

という回答も
出てくることは予想されるので、それでも「変えたい」
というアピールも必要になってくると感じています。

そのあたりも含めての材料の選定ではないか?
と私自身は考えています。

今回はこのあたりでおしまいです。
また次回。

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