業者さんと本音で付き合うことが出来ているか?
あなたはどうだろう?
先日、今回の記事を書こうという
キッカケになった出来事があった。
内容をそのまま書くと非常にマズイので
同じようなシチュエーションでの話にすり替えさせて頂く。
ある日のこと
職員間の打合せが終わった後に
ある担当職員がボソッと言ったのだ。
「ある業者さんが、追加の金額が上がってきた。
そして、見積もりを上げてきた金額は100万円。
でも、本当にいくら欲しいのかよく分からない」
確かに、見積の金額を見ると100万円だけど
明細を見ると、
「おいおい、これで100万円はボッタクリじゃない?」
という内容なのだ。
でも、見積もり内容は私たちの手違いで発生した費用なので
当然払う義務があるのである。
そのことについては皆認識をしている。
そして
その業者さんというのは、私たちのためにメチャメチャ
良くしてくれているし、決してボッタクリをするような社長
では無いことは、私は昔からの付き合いでよく知っている。
彼が「欲しい」という時は
赤字にならないように「欲しい」という時がほとんど。
なぜなら
社長さんと追加の話をする時に、
彼は腹を割って本当に内情を喋ってしまうからなのである。
「おいおい、そんな事私に言ってもいいのか?」
と思うくらいの内容まで、そして彼の目を見ていると
「嘘をついている」ということでは無い。というくらいすぐに分かる。
だから
私は、担当職員に訪ねてみたのだ。
「で、社長さんは本音でいくら欲しいと言っているの?」
すると
「まだ話していません?」
「なぜ?」
「いくら欲しいと聞くと、その金額を払ってあげるために
所長と私が交渉しないといけないから…」
「交渉すれば良いんじゃない?」
「でも……。
だから、直接、所長の所に行って貰おうと思うのです」
「いやいや。 まず聞いてみようよ。
100万何が何でもほしいって言っていたの?」
「いいえ、「全て貰えるとは思っていない」と言ってました」
「だったら、最低このくらいは欲しいって金額あるでしょ?
そもそも、我々のミスなんだから払うべきだよ」
「でも………」
「私なら、社長さんに最低いくら欲しい「本音」と聞いて
所長に交渉に行くよ。
この内容なら、絶対にOKしてもらえるからさ」
「もし、ダメだったら……」
「本音で話してダメだったら、相手も分かってもらえるよ。
だって、何年も一緒にやっていて、お互いに良く知っているでしょう?
それとも、今までは上辺だけの付き合い方だったの?」
「……」
結局、
担当職員は所長に丸投げをしてしまった。
そして
次の日、
私の隣で所長が電話をしている。
「社長。で、本音はいくら欲しいの?
分かった。
じゃ、この見積の書き方悪いから、
項目の内容指示するから再提出して」
私は心のなかで
結局、誰かが聞かないといけないんだよ。
担当職員が本音で話していたら、一気に頼れる存在まで
レベルアップしてたんだけどな~。
人が困っている時に、助けてあげるほど
最速で信頼を得る方法無いのにな~。
モッタイナイことをしているよ。
と1人呟いていた。
つまり
お互い、本当に困ったときに「あの人に頼んでみよう」
と思えるような関係をあなたが築くことが出来るなら
それは、「一生ものの宝」にきっとなる。
しかし
その前に、作業員さんの信頼を得ることが大切だよね。
だったら、この記事も合わせて読んでおこうね。
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