前回は、13個のうち11個目までをお伝えしたよ。
今回はその続きから進めるね。
また、最初から読みたいあなたはこちらから。
では、今回がラストなので早速始めよう。
13,諸事情を抱える人たちへの受け入れ
13個目は
建設キャリアアップシステムの普及に伴い、反比例してある懸念が浮かぶ。
それは、「諸事情を抱える人たち」の現場への入場が困難になる。という懸念。
例えば
- 刑務所などで数年間過ごした人
- 反社会的勢力から足を洗った人
- 借金などで今までの生活を捨てて再出発する人
- 決まった住所を持たずに働かざるを得ない人
- 中学を卒業して働かざるを得ない人
などなど他にもいるかも知れないが、このような事情を
抱えている人たちも働いているのが建設業の現実である。
このような人たちの受け皿となっており、今後も継続すべき。
であると私は考えている。
そのために
過去の履歴や空白期間、また住民票の確認や取得などで
就労を色々妨げられたらいけないと私は考えており、
先日書いた「不法就労の外国人」とは対応を分けるべきで、
不法就労は法律を犯しているが、その他は制限されるべきでない。
実際に
ある現場に入場するためには身分を証明するために
住民票を提出が必要であったが、住民票を出すことが
出来なかった人が何人か入場出来なかったらしい。
ここで
ここまで読んだあなたは
「別に、そういった人は現場に来なくて良いのでは?」
と感じたかも知れないね。
例えば
仮に、あなたが何らかの事情で現在の職を失って、
再就職も上手くいかずに住まいも無くなったとしよう。
では
あなたはどんな仕事を通じて再起を目指すかな?
良くも悪くもそんな人たちの受け皿に建設業はなってきた
歴史が有るのだから日本の再チャレンジを支える意味でも
建設キャリアアップシステムの履歴や登録時に臨機応変な
対応が出来れば良いなと心から感じてますよ。
つまり
建建設キャリアアップシステムで私が期待する13の未来とは
- 建設キャリアアップシステムが作業員や協力会社のためになって欲しい
- 建退共の普及が促進されて、民間工事を含めた全ての工事で多色金が積み立てられて欲しい
- 作業員さん個人の過去の経歴が蓄積されて再就職等の場合に役立つ資料となって欲しい
- 協力会社や個人の技能や実績をアピールする資料になって欲しい
- 共通データ仕様からの現行や今後新たにできるシステムの橋渡し役を努めて欲しい
- 中小・零細企業の勤怠管理が楽になるシステムが構築されて欲しい
- 外国人労働者にまつわる不法就労を監視するシステムになって欲しい
- 社会保険の加入の確認が簡単に確認できるシステムであって欲しい
- 元請け会社の立場としても協力会社の立場としても安全書類の自動作成が可能で労務の省力化につながって欲しい
- 現場への出勤履歴から出面管理を集計するシステムも出来れば良い
- 別の入退場管理システムなどと連携して歩掛データの相互活用が出来るようになって欲しい
- 全ての作業員さんが加入するためには費用負担などの制度を注視しながら臨機応変に対応していって欲しい
- 様々な事情により再起を目指す人の受け皿として建設業があり続けて欲しい
そこで
私はこの記事たちを通して建設キャリアアップシステムが
本当に末端の作業員さんと会社の為にメリットになる制度に
なって欲しいと心から願っている。
そうでないと、「建設業の明日」は無いからね。
あっ、そうそう。
私の他の記事にも興味があればこちらから確認してみてね。
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