コンクリートミキサー車が現場に到着!現場監督が最初にすべき事とは?

Sponsored Links
/* */

 

コンクリートの打設日の朝は、いろんな段取りでバタバタしますよね。

  • コンクリートポンプ車のセット位置の確認
  • 打設関係者への注意事項の伝達
  • 生コン車のデリバリーのピッチなどの再確認
  • 打設前の清掃などの最終チェック
  • 道路規制などが有れば確認

他にも予想外のトラブルがあれば、更にバタついて打設開始の合図が
いつまでたっても出せそうにありません。

 

でも

「取り敢えず打設開始しておいて~」

と言ってしまってはイケません。
あなたがコンクリート担当者であれば、打設前に絶対に確認すべき
物があるというのが今回のテーマです。

 

 

 

それは

コンクリートの「納入伝票」です。

 

なぜなら

万が一のレベルですが、指定した物と「間違った品物」が納入分される
というリスクが0では無いからです。

 

例えば

  • 納入先があなたの現場ではない
  • 呼び強度が間違っている
  • スランプなどの数値が間違っている
  • 指定した混和材が入っていない
  • JIS規格外なのにJIS部分が消されていない

などなど。

 

ここで

「そんな間違い普通しないでしょ!盛ってないですか?」

とあなたは感じるかも知れませんが、この内の2つの項目に関しては、
実際に私自身が経験している事なのです。
冗談のようで本当の話が世の中にはあるのです。

 

だから

「今15階にいるのに、地上まで降りて確認するの面倒だな~!!」

と心の中で叫びたくなっても、仕方ないと諦めて確認して下さいね。
もしも、万が一間違っていたら「15階から飛び降りたくなる」
くらいの衝撃が待っていますからね。

 

また

コンクリート伝票はあなたがチェックした証を残すために、
レ点で各項目をチェックすることをオススメしておきますね。

 

最後に

建築工事監理指針(令和7年版上巻)
の該当部分を確認して下さい。

P.402

6.5.1 品質管理一般

(1) 「標仕」6.5.1で は、打ち込まれるコンクリー トが所定の品質を有していることを確認するために受入れ時に受注者等が実施する品質管理について規定している。
したがって、この節においては、受注者等を主体 として記述 している。

(ア) 間違ったコンクリートの納入や誤配車を排除するために、レデイーミクストコンクリートの受入れ時には、荷卸しされるコンクリートの種類、呼び強度、指定スランプ、粗骨材の最大寸法、セメントの種類及び容積が、発注 した条件に適合していることを各運搬車の納入書によって確認することが必要である。

(イ) レディーミクストコンクリートでは、荷卸し地点までの品質についてはレディーミクストコンクリートエ場が責任をもち、それ以後の品質については購入者 (受注者等)が確認 し、監督職員に報告する。そのため、購入者 (受注者等)は、工事現場に荷卸しされるコンクリートの品質が所定の品質を有していることを常に確認し、購入者 (受注者等)は、異状が認められたコンクリートは受取りを拒否し、持ち帰らせる必要がある。
レデイーミクストコンクリー トの受入れ時に判定できる品質は、スランプ、空気量、単位容積質量、温度及び塩化物イオン量等である。

つまり

コンクリートミキサー車が来て現場監督が最初にすべき事とは、
納入されるコンクリートが発注したもので間違いないか?確認するために
「納入伝票」を確認することです。

言われれば非常に当たり前なことだけど、もしも間違ったまま進めてしまったら
なんの言い訳も出来ないのも事実なので、当たり前の事を当たり前のように行う。
ということが現場をスムーズに運営していくには非常に大切なのです。

 

では

今回は、打設当日のコンクリートミキサー車が到着した時に最初に行う
「品質管理」についてお伝えしましたが、現場に配属された新入社員が
最初に行うべきと私が考えている「品質管理」とは何でしょう?

答えはこちらです。

↓ ↓ ↓

  • コメント: 0
banner11

Sponsored Links


関連記事

  1. 杭工事が完了して基礎工事に渡す前に確認すべきたった1つのこと

  2. 自立式山留め工法において変位の管理が最重要である理由とは?

  3. 鉄筋屋VS設備屋!?スラブ筋とスリーブを巡るそれぞれの言い訳とは?

  4. 建築現場で良く使用される揚重機(クレーン)の種類を簡単解説

  5. 鉄筋材料の基本事項を知っておこう(鋼材の種類、製造方法編)

  6. 生コン車に水を加えて打設しやすくする事が絶対に許されない理由とは?

  7. 鉄筋の強度の違いは材料のどこに差があるのか?

  8. 仕上げの墨出しで小部屋が多い時にありがちな失敗とは?

  9. 高強度せん断補強筋について知っておくべき2つのこととは?

コメント

  • コメント (0)

  • トラックバックは利用できません。

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

プレゼント付無料講座開催中
kouza
仮設 syoseki
プロフィール
myImage

作者:TM


私の職業は「建築現場の現場監督」。
何だかんだで15年働いている。
その15年分のノウハウを若い現場監督さんのために、全て暴露しくよ。

なぜ、キツイ建設業界で働き続けているのか?
その秘訣がしりたいあなたは
今すぐこちらをクリック

↓ ↓ ↓

詳しいプロフィールはこちら


あっ、
ただし「社外秘」や「会社独自の技術」じゃ無いよ。
あくまで、「私個人の感じる本音」だよ。
最新記事・おすすめ記事
  1. ボルト接合の落とし穴!想像力を駆使して回避すべき…

  2. 鉄骨工事のボルトのクリアランスは○○mmしかない!?

  3. 鉄骨の工作図をチェックする時に確認すべき9つのチ…

  4. 鉄骨の工作図をチェックする時に確認すべき9つのチ…

  5. 鉄骨の工作図をチェックする時に確認すべき9つのチ…

  1. 一級建築士の資格勉強を始める時期はいつからか?と…

  2. 在宅勤務になり建築現場に配属されない時の学習方法…

  3. 最上階の梁の定着は一般解の梁と何が違うのか?

  4. TMです。新年明けましておめでとうございます。【悩…

  5. 工事写真をスマホで管理する時代が到来!Photo Manag…

人気記事ランキング
月間週間デイリー
ブログランキング
にほんブログ村 住まいブログ 現場監督へ