現場が大きくなると当然図面を一人で
チェックするわけにはいかないよね。
自分一人でチェックすれば、
全ての取り合いが頭のなかに入るので
どのような工種の図面が来てもあまり悩むことはない。
しかし
複数で図面をチェックしてい場合には、
現場の図面チェックをする人たちの技量が
試される場面にたびたび遭遇する。
それは
複数の図面チェック担当者による「取り合い部分」が
どのタイイングで「合意」されているか?
である。
つまり
図面担当者同士のコミュニケーションが悪い現場だと、
単独でチェックできる部分が全て終了しても、
取り合い部分のチェックが出来ずに「完了」しないケースを
たびたび目撃しているから。
しかし
図面担当者の能力が高い場合は、
必ず最初に「取り合い部分」の納まりを確認して決定する。
お互いの影響範囲を確認しあうことで、仕事が本来の意味で
分担出来るのである。
だから
取り合い部分の打合せがなされているか?否か?
で、図面担当者の能力を自動的に計る事ができるよ。
だけど
「いや~、取り合い部分を誰も決めてくれないんですよ~」
と平気で言う担当者も実際にいるよ。
ハッキリ言って、私は
「お前が検討しなけりゃ、誰がするんだよ。
お前の仕事だろ!取り合いを考えるのは」
といつも感じて、声に出して言うけど、
大抵、先程の発言をする人に限って
「へっ???」
見たいな顔をする。
「私の取り合いは、私の責任ですけど、
この部分は他の人の意見も聞かないといけないし……。」
という表情をするのだ。
特に
最近そのような後ろ向き発言する人が多いのだが、
実際に話を聞いてみると、それぞれ納まりに対する
「想い」が有るのである。
だったら
勇気を出して、一言声をかけてみようよ。
「あの~、この納まりですけど、これでどうでしょうか?」
とね。あなたのちょっとした勇気1つで、
実は現場は大きく進む瞬間って有るんだよ。
つまり
図面チェックを担当で分ける時に一番最初にするべきこととは、
「取り合い部分の納まりを確定させるということ」である。
当たり前のようで、出来ていない現場って以外に多い。
しかも、取り合い部分が確定しないと、発注が出来ないことが多いので、
最悪工程にも影響が出るかも。
もしも
あなたが、全体を管理する立場なら、必ず確認すべき事項だよ。
部下に軽く質問して、こちらを確認するのも一つの手だよ。
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