チンプンカンプンの図面を理解するには、
どのような方法を取れば良いのだろう?
忙しい毎日に追われて過ごしていると図面と向き合う時間が取れない。
このまま年月が経ってしまうと何時までたっても図面が分からない。
一体どうすれば図面を理解することが出来るのだろう?
あなたにはそんな悩みは無いかな?
Sさんからの質問 | 前回質問に答えて頂きありがとございました。 教えていただいた事を生かして頑張っています。 今回の質問なんですが 図面を全て把握するにはどうしたらいいか ご教授ください 現在は常に図面を持ち歩いてます |
ここから回答
Sさん。
おはようございます。
TMです。
お問い合わせありがとうございます。
早速回答しますね。
現場に図面を持参しているのであれば、一番効果的な方法は「現場を歩いている場合に疑問に思った所で立ち止まる」ということです。
Sさんの毎日が忙しくてバタバタしているであろうという事は想像に固くありませんが、それでも敢えて時間を作って図面と現場とを向き合う。という姿勢が非常に大切ですよ。
ちなみに、時間の作り方は私はこのように実践しています。
↓ ↓ ↓
そこで、一番のポイントは「疑問に思うか?」が最大のポイントですね。
Sさんが、疑問に思うために効果的なシチュエーションの例としては、工事写真を撮る時があげられますね。
例えば、
「この配筋の納まりは図面のどこに書かれているのか?」
「定着の長さや取り合い部分の詳細はどうしてそうなっているのか?」
「仕上げの厚さや、仕様は図面のどの部分に書かれているのか?」
をしっかりと確認してから写真を撮影するということは非常に効果的です。何事も、「ただ何となく」こなしていくか、「1つ1つ確認して」こなしていくかで3年後のSさんの能力は雲泥の差になりますよ。
あとは、次の仕上げが取り付く部分を図面とにらめっこすると、図面の納まりと仕上がりのイメージが理解しやすいですよ。
「この躯体の、ここの欠きこみの部分にサッシが納まるのか?」
「何で、ここに段差が出来ているのだろう?」
「ここの躯体仕上がったら、どのラインまで前に出てくるのかな?」
という感じかな。
すると、次の工種が入ってきた時に、何も事前に確認しない場合に比べて、圧倒的に「興味を持って」次工程の作業を確認することができるようになるのです。一種の予習と同じ効果があります。
このように、1度現場で図面を確認しながら見てみると理解が深まるという経験をすると、どんどん理解が深まって行きますよ。
以上で回答は終わりです。
もしも
分からない所や更に質問があれば、
お気軽に返信をして下さい。
---- ここまで ----
結局
重要なのは「図面は現場で実際に造って行くために欠かせないもの」
であり、図面の結果として現場が出来上がっているということ。
簡単に言うと
全ての答えは現場に行けば分かる。
だから
いかにして、図面の内容と現場の状況を結び付けることが出来るか?
が、図面を理解していくには本当に重要だよ。
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