図面がチェック出来ない。という若手技術者が
一定規模以上のゼネコンでは増えているらしい。
なぜなら
一定規模以上の現場なら、
「図面担当」と「現場担当」に分かれて作業するから
ずっと、現場担当だった職員は、図面担当がチェックした
図面を持って現場管理をしていくから。
そこで
急に、「図面をチェックしてみろ」と言われても
何をどこからチェックすればよいのやら途方に暮れてしまう。
だから
今回は、図面をチェックを最初に教わった時に
「えっ。こんな所からチェックするの?」
と感じたポイントをお伝えする。
しかし
別に、特別なことではなくて結構みんな同じ所から
始めているから、一般的であると感じる内容だよ。
まずは
「通り芯」からチェックする。
つまり、通り芯の符号と、幅をチェックする。
「そんなのチェックする必要あるの?」
と、やっぱりあなたは感じたかもしれない。
でも、100回に1回くらいは通り芯が間違っていることがある。
そして、30回に1回くらいは間仕切り芯が間違っている。
まぁ、単純な建物だと間違えようが無いかもしれないが
複雑な建物で、通り心がいっぱいあるような建物だと
間違えている危険性が有るのだ。
次に
「符号」をチェックするのだ。
「おいおい、符号くらい合っているやろ」
という声が聞こえてきそうだけど、
もしも
通り芯や符号が間違っていたら、
完全に後から、壊して作り直し決定の重大な間違いになる。
もっと言うと、仕様の文字のアルファベットが
1文字抜けているだけでも、製品の造り替えが起こってしまう。
具体的には
「◯◯-N」と「◯◯-NR」とでは、間違いなくグレードが違う。
設計図書でグレードが高い方を要求されていて
もしも、グレードの低いものを発注していたら、全てパー。
被害額は数百万におよぶこともなるかも。
だから
私が今回一番言いたかったことは、
通り芯や、符号みたいな間違っていないと感じる箇所から
仕様の1文字1文字まで、図面に書いてある全ての事項を
確認しないと、後でトンデモナイ失敗につながる危険性が多いということ。
そして
失敗してからでは遅いということと
最初に、癖をつけておけば後々失敗しにくいということ。
つまり
図面チェックを始める時に何から確認するのか
と言う問題については、「通り心」や「符号」など
これは間違えないだろうと言う基本的な事から
確認すべき。
図面に書いてある全ての数字と記号や文字は
一通り確認しておいたほうが良いよ。
なぜなら
図面をチェックする人が多くなると
こんな問題が発生するからね。
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