現場の規模が大きくなると、図面担当と現場担当に
別れる場合があるけど、かなりの割合でトラブルが発生する。
その中でも、1番多いトラブルが
「図面チェックした人の想いが、現場担当に伝わっていない」
ということ。
具体的には
図面チェック時に、次の家具などが設置させるなどの理由で
「有効寸法」が必要な場所が有るとする。
当然、図面担当は家具が来るので、現場担当が有効寸法を
確認して、確保してくれてると勝手に考えている。
しかし
現場担当は、特に若い人間であれば有るほどに
恐ろしいほどに「図面を見ていない」。
そこに最終的に家具が付くかどうかさえも知らないのだ。
図面担当からすると「ウソでしょ!?」と言いたくなる
ところだけど、実際はそんな所である。
だから
作業員さんから、
「ここの壁、配管などで納まらないから、壁をふかしても良い?」
という質問に対して、二つ返事で
「良いよ」
と、軽く答えてしまうのだ。
そして、次工程の時に「家具が納まらない」という事象が発生する。
悲しいけれど、そういう場面は往々にしてある。
だから
あなたが図面担当であるなら、
「誰が見ても分かるように」注意事項を明記しておくことが大切。
実際に施工する作業員さんが分かるように書いておくと、
例え現場担当の元請け職員が図面を確認してなくても、
トラブルはかなりの確率で防げるよ。
更に
あなたが現場担当なら、担当の工事が始まる前に、
図面担当から「注意事項」を確認しておこうね。
一度確認するだけで、手戻り作業が圧倒的に減るので
あなたがもし、「時間が無い」と感じているなら、
「急がば回れ」だからね。
つまり
図面担当と現場担当の打合せがカギである理由とは、
図面チェック時の「こうしたい」という想いが伝わらずに、
現場担当が勝手に調整をしてしまって、最終的に手戻りに
なってしまうという負の連鎖が始まることである。
だから
図面チェック時に、納まり上の有効寸法の確保や、
他の取り合い部分の指示などは、図面に「注釈」として
記載しておくことが非常に重要。
いつ誰が見ても、間違わない図面にチェックする事が大事。
そして現場担当は、わからないことは勝手に判断せずに、
図面担当に都度確認することが非常に大切。
更に
図面のトラブルはこちらでも記事にしているので
合わせて読むとより理解が深まるよ。
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