足場の足元が不安定なまま上に積み上がっていくと
最終的にどういう結末を迎えるかな?
もしかしたら
足場が倒壊してしまうかもしれないし、
倒壊までは行かないにしろ、バランスが崩れてしまって
更に上に組み立てるのが困難になるかもしれない。
だけど
いつ、どのタイミングで何をチェックするべき?
と感じている人がいるかもしれないので
今回は、足場の足元の点検についてお伝えしていく。
まず
足場を建てる前に、地盤はしっかりとしているか?
を確認することが非常に重要。
特に、建築現場であれば埋め戻しが終わってすぐに、
地上の足場を建てることもあるから。
だから
急いでいる現場であると、埋戻の転圧が疎かになり、
足場を建てた後に、沈下をしてしまう。というのは
よく聞く話であるので、埋め戻した後の足場を組み立てる前は
しっかりと、足元の転圧状況を確認しようね。
次に
実際に足場を組み立てている最中もしっかりと
確認しておかなければならない。
具体的には
- 足場の根がらみがしっかりと取られているか?
- ジャッキベースは活動防止の措置が取られているか?
- 組立後の足場のジャッキベースに緩みは無いか?
という点である。
しっかりと緩みなく活動防止が取られていれば
足元の地盤がしっかりしている限り、そうそう緩むことはない。
最後に
組立後にしばらくたって、雨が降った後は
しっかりとジャッキベースの緩みを見たほうが良い。
特に
最初の項であげたように、埋戻しをしてから
すぐに建てた足場などの場所においては
降雨により地盤が下がりやすいのが実情である。
自分自身の経験として、降雨により地盤が下がってしまって
ジャッキベースの調整代を超えてしまったので、
仕方なくバタ角をジャッキベースの下に井桁に組んで
対応したという失敗事例もあるのだ。
そのくらい、足場組立後の特に降雨の後は
しっかりと足場の足元周りを点検してね。
つまり
足場の足元をチェックするべき3つのタイミングとは、
組立前、組立直後、組立後の雨上がりである。
そして
確認すべきことは、
- 地面が締め固まっているか?
- ジャッキベースに緩みやズレがないか?
を重点的に確認して、足場の不同沈下を無くすこと。
だから
普段から、現場を回っている時に「あれっ、オカシイな?」
と気づけるかどうかと言うのは、非常に重要。
もしも
ピンと来ていなければ、こちらの記事も読んでみると良いよね。
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