敷地内や、周辺道路に埋設された配管は、
事前に調査しないといけないよね。
実際に、埋設管の有無によって山留めの工法を
検討しなおしたりしなければいけないからね。
ガス管や、鉄道などのそばで作業を行う場合は、
工事中に、道路などの沈下量などの規定があり、
モニタリングを要求される場合もある。
しかし
一般の街中で建物を新築する場合は、
更地からスタートする場合が圧倒的に多いため、
敷地内に埋設管が入っているということはほとんどあり得ない。
でも
広い工場の一角に新しい建物を新築する場合などは、
敷地の周辺に実は重要なラインが埋設されていることも、
建設用地を埋設管が横切っていることも想定される。
だから
事前の埋設物調査ってメチャメチャ大事。
だって
もしも、重要な電源が埋設されていたら、
掘削時に誤って切断をしてしまうと、工場内の全ての操業が
最悪の場合はストップしてしまうかもしれない。
更に、可燃物の入っている埋設管を切断してしまうと、
二次災害によって「爆発事故」を起こしてしまうかも知れない。
そうなると
最悪は、あなたの命も危ないよね。
更に
人命は助かったとしても、工場自体に莫大な損害を与えることに
なることは間違いないので、絶対に避けたいところだね。
最後に
埋設管のルートは、図面などの資料が残っているかもしれないけど、
実際の配管ルートが図面通りになっているかという信頼性に関しては、
ハッキリ言って疑って掛かるのが非常に重要。
もしも
図面上で、3mくらい離れているからと言って
安心して掘削をしていていると、実はズレて配管してあって
切断してしまったという事例は少なく無いと感じるよ。
実際の作業員さんは、何かの障害があった時に、
「ちょっとくらいルートを変更しても問題無いだろう」
「図面の修正をするほどの事でも無いだろう」
と安易に考えがちなので、鵜呑みにせずに一度「試掘」をする
事を私は是非オススメするし、きっと施設の管理者からも
同じような要求は出て来るはず。
だから
広い敷地内で現場をする時は、いつも以上に
慎重に作業をされると事を私は願っているよ。
つまり
埋設物調査を必ず実施しないといけない現場とは、
「工場内」などの広い敷地内の一角に建物を建てる現場である。
広い敷地内を走っている埋設管を切断してしまうと、
最悪の場合は、工場内の全ての機能が止まってしまう
危険性があるし、オイルや可燃性のガスなどの場合は「大火災」を
引き起こしてしまう危険性さえ有るから。
だから
事前のルート確認と、「試掘」は必ず必要だよ。
実際は、位置がずれて埋設されていたということは
きっと日常茶飯事であると感じるよ。
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