前回も少し、鉄骨の製品検査は旅行じゃないので、忘れ物が無いか?
しっかりと確認しておいてね。という事を書きましたが、大きな現場になれば
なるほど鉄骨の製作工場は、複数の工場で全国の色んな所から調達する
ことになると思います。
実際には、日帰りでは行けずに1泊するような時もあるでしょう。
普段は家と現場の往復だけの毎日のあなたにとっては、久々に現場から
離れて遠くに行けるチャンスかもしれません。
そんな気分は私もよく分かります。
でも
遊びに行くだけじゃないということも、しっかり認識しておいて下さいね。
もしも、あなたが他の現場の監督さんが確認するような事を全く確認しないで
返ってしまったら、
「この現場の監督さん、ちょろくね~」
と思われて、多少の不具合なら「気付かれないだろう」とそのまま
出荷されてしまうかも知れませんからね。(そんな事はないか…)
だから
今回は、初めて鉄骨の製品検査に行くあなたの為に、製品検査時に
確認すべき7つのポイントをお伝えしていきます。
まず
1.形状及び、寸法精度
当たり前ですが、製作された部材が所定の形状および寸法であること
を確認する、基本中の基本の検査です。
ここで、材質や仮設物・貫通孔の位置なども合わせて確認しておきましょう。
工場の方が示した箇所以外でも、気になったとことは確認してみても良いです。
2.取り合い部
特に柱の梁との仕口部(パネルゾーン)は、ダイアフラム等で
材質の違う部材が使われている事もよくあるので、どの部材が
どの材質・厚みで適切に使用されているか?をよく確認してください。
3.外観
こちらは、部材表面・切断面・工事現場溶接部の開先について、
傷・ノッチ等の有無を確認します。
まあ、見た目で確認なので何とかなるでしょう。
4.高力ボルト接合面
効力ボルトの接合面は、後日あらためて記事にしますが、
ボルトを締める周辺(スプライスプレートという鉄骨同士をつなぐ板
で覆われる範囲内)において、事前に塗装してはいけません。
ボルトの孔の径とかピッチとかを確認することも必要ですが、
高力ボルトを締め付けるために適した状態であるか?という事を
確認しておいて下さい。
また
あらかじめ、工場で高力ボルトを締付けて出荷される場合は、
ピンテールの破断状況などの締付け状態や工程写真を確認して
正しく施工されていることを確認してくださいね。
現場であなたがやるべきことを工場でやっているか?
確認するだけなので、分かりやすいと思いますよ。
5.溶接部
溶接部も、先程の高力ボルトの接合面と同様に、
2つの側面から確認しておくことが大切です。
1つは、現場で溶接する場合は、溶接部の開先の状態が適切に
加工されているか?を確認してください。開先の溶接部には、
防錆処理が行われていて、銀色に光っているので分かりやすい
と思います。
もう1つは、工場での組立で溶接された部分の溶接の外観の欠陥
を確認してください。最近の工場ではロボットで溶接されている事が
多いので、品質のばらつきは少ないかもしれませんが、全ての箇所を
ロボットで溶接していなければ、人がやったところも確認するとか
してみても良いですよね。
また、溶接部の探傷試験の結果も合わせて確認して下さい。
6.スタッド溶接部
こちらは鉄骨柱にスタッドをあらかじめ
溶接してある場合は確認しますが、そうでなければ必要ないです。
長くなったので今日はここまで。最後の7つ目とおさらいはまた次回で。











































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