現場を歩いていると突然作業員さんから質問を受けることがある。
しかも、あなたの担当ではなく、部下の担当範囲である。
部下に連絡すればよいのだが、あいにくその日は現場にいない。
その時、あなたはどのような対応を取るかな?
- 取り敢えず答える
- 部下がいる時にしてもらう
- 無視してやり過ごす
まあ、3は無いにしても1か2かどちらかだろうね。
「えっ、私はどうするのか?」
私は、どうしても分からない時は2番だけど、基本的には1番だよ。
そして、現場で回答したことについては
部下に「〇〇と答えたけど良かったかな?」
と後から確認するようにしている。
なぜなら、私が回答する内容は、建築屋さんとしたら、
一般的なセオリーからの回答になるけど、部下に、
「どうしてもあのサッシはこういう納まりにしないといけない」
などという、施工の詳細を検討した結果の想いがあるかも知れないから。
その部下の想いがあったかもしれないのに、
無視して回答してしまうのもどうかな?と感じるので、
一応毎回確認するようにしている。
更に
私の回答を確認するために、
部下に報告すると結構様々な反応を見ることが出来る。
- ありがとうと感謝を示してくれる人
- 自分に聞けよ。という態度を示す人
- 回答した内容が理解できていない人
その中でも、回答した内容が理解できていない人。
というのは部下の理解度をはかるには非常に良い機会。
そして
もしも、部下の担当職員が少し頼りない場合は作業員さんは、
敢えてあなたに質問をしているのかも。
一応、部下に質問をしたけれど、予想と違う回答が返って来たために、
もう一度再確認の為に質問をする。
案外、そういう風に質問をしている作業員さんは多い。
気さくな感じの作業員さんは、
「〇〇さんから、ここの納まり△△って聞いたけど本当?」
と直球で聞いてくる人も実際にいるしね。
私たちが作業員さんの力量をチェックするのと同時に、
作業員さんも現場監督の力量をチェックしているということだね。
つまり
部下の担当の質問をいきなり作業員さんから受けたら私なら、
「その場では自分のベストな答え」を答えて、
あとで部下に「〇〇と答えたけど問題は無かった?」
と必ず確認するようにしている。
そして、部下の反応を見ることによって、
理解の仕方をはかることも出来るし、
部下にとっては新しい発見になるかもしれない。
結局は部下を成長させるために自分は何が出来るか?
ということ。直接部下に矛先が向いた時はこうしているよ。
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