「メッシュシートって2類で問題があるのでしょうか?」
と聞かれたことがある。
なぜなら
材工で請けている鳶さんがある職員へ相談したからだ。
鳶さんは、施工性が良くてコストも掛からない2類の
メッシュシートを使用したいと考えたのだろう。
結局
私は「新築工事だし1類のメッシュシートにしよう」
と回答した。理由は、私が1類のメッシュシートの方が
好きだからという以外にもちゃんとある。
それは
法を満足しなかったから。
ここで
そもそも、メッシュシートの1類、2類って?
という人のために簡単に説明をしておこう。
建築工事用メッシュシートの認定基準(1類・2類)は
仮設工業会認定基準で定められており、
建築工事用シートの性能基準JIS A 8952に準じている。
1類・2類の製品上の違いは引張り強さ・伸び・耐貫通性である。
ちなみに
1類は
引張り強さ×伸びが、68.6KN以上であること。
重量4.8kgの足場用鋼管を4mの高さから自由落下させ貫通しないこと。
2類は
引張り強さ0.59KN以上であること。
重量2.7kgの足場用鋼管を3mの高さから自由落下させ貫通しないこと。
であり、簡単にいうと1類の方が強度があるということ。
だから
1類は、シートだけで飛来落下物による危害防止に使用するもの。
2類は、シートと金網等を併用して飛来落下物による危害防止に使用するもの。
よって
私が1類のメッシュシートにしようと言った理由は、
メッシュシートに飛来落下の防止の役目を追わせていたからであり、
2類にすると、別途飛来落下防止措置をとる必要があったから。
つまり
足場に使用するメッシュシートは1類、2類があるが使い分けの基準はについて
1類は、シートだけで飛来落下物による危害防止に使用するもの。
2類は、シートと金網等を併用して飛来落下物による危害防止に使用するもの。
であるので、落下防止措置が別の対策で取ることが出来るのであれば
2類でも良いけど、基本的には新築工事においては1類を、
改修工事であれば内容によって2類でも良いかな?というのが私の私見。
実際にどうするかは、これらを踏まえて判断して欲しい。
更に
メッシュシートは現場の印象に大きく影響するよね。
こちらの記事も合わせて読んでより良い現場を目指してね。
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