ガス圧接の継手面における鉄筋の切断加工で推奨されない工法とは?

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前々回から一般鉄筋の加工において注意すべきことをお伝えした。
そこで、今回はガス圧接面においての切断加工についてお伝えする。

 

まず

ガス圧接面に求められる品質とは何か?を考えてみよう。
ガス圧接と言うのは文字通り鉄筋同士をガスであぶって
「圧着させて接合する」工法である。

 

だから

ガス圧接面については「平滑性」と「直角性」が求められる。

 

なぜなら

圧接端面が平滑でなければ、接合しようとしている2つの鉄筋の間に
空隙が生まれてしまって品質不良をまねく可能性が高いから。
同様に、直角性が保たれていないと鉄筋同士を合わせたときに
隙間が生じてしまい品質不良になりかねない。

 

だから

ガス圧接時における鉄筋の切断は鉄筋冷間直角切断機を
使用することが、現場においては圧倒的に多いのである。

 

なぜなら

短時間で良好な品質が得られるから。

 

具体的には

ガスで鉄筋を切断するよりも圧倒的に短時間で、
グラインダーで圧接面を研磨する必要のない位の
平滑さで仕上がるのだ。

 

だから

人によっては圧接する面をグラインダーを掛けることなく
薄く鉄筋冷間直角切断機で切断をしてから作業を始める人もいるくらい。

 

では

本題に入るけど、逆に、圧接時にやってはいけない切断方法は?

というと、「ガス切断」である。

ガス切断の断面は、ガタガタで平滑では無いよね。
そして、グラインダーでどんなにキレイに仕上げたとしても
ガスという「熱」によって鉄筋を加工したことには変わりなく、
鉄筋の性質が変化してしまっている可能性がある。

 

これは

前回の鉄筋を熱加工してはいけない理由にもあるよ。

 

えっ

どうせ、後からガスで加熱するのだからガス切断でも良いんじゃない?

だって?だけど、冷静に考えたら品質低下した鉄筋と、
普通の品質を備えた鉄筋を同様にガス圧接しても結果は同じかな?

 

ちなみに

建築工事監理指針(平成28年版上巻) [ 国土交通省 ]」の該当ページも確認しておこうね。

 

鉄筋の切断は,一般にはシャーカッターや電動カッターにより行われているが,ガス圧接や特殊な継手では,切断而の平滑さや直角度が要求されるため,電動カッターや鉄筋冷間直角切断機等を使用することが望ましい。施工済みの飲筋の手直しや不要な鉄筋の除去のために,現場でやむを得ず鉄筋をガス切断する場合は,周囲の鉄筋やコンクリートを傷めないように慎重に施工を行う。ガス切断した鉄筋を溶接継手や儕械式綏手により再接合する場合は,鉄筋の切断而をグラインダー等で平滑に成形する。

なお,圧接端面となる場合はガス切断を行ってはならない(5.4.5(b)参照)。

 

つまり

ガス圧接の継手面における鉄筋の切断加工で推奨されない工法とは
「ガス切断」であり、理由としては、品質面においてガス圧接端面の
「平滑性」「直角性」が求められるからである。

 

また

ガス圧接以外の溶接継手や機械式継手においても、工法によって
切断面における要求品質があるので必ず確認しておこうね。

 

更に

○○することは当たり前という認識でも、「○○しなかったらどうなるか?」
について聞かれると中々答えられない場面って有るよね。

もしも、あなたが同じような状況であれば、私の記事の中に
ヒントががあるかも知れないので確認してみてはいかがかな?

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