鉄骨をどのように建てるか?
工事全体に影響を及ぼす花形工事を
安全に攻略するためには3つのポイントがある。
その3つのポイントをしっかりと抑えることで
実は、安全の他に、品質・工程・原価面にも
同様の影響を及ぼすことになる。
そのくらい、鉄骨工事を安全に計画する事が
重要であるということ。
まずは
どのような順序で建てていくか?
ということを計画することが重要。
つまり
「建て逃げ」か?「積上げ」か?
ヤードはどのように計画するか?
ということだよね。
なぜなら
建て方の順序を決めずに計画を進めると、
後での手戻り作業が非常に多くなるから。
だから、「基本計画」をまず最初に決めることが重要。
次に
鉄骨の重量に対して揚重機の能力は十分か?
を検討することが重要だよ。
なぜなら
鉄骨は重量物で有るから、重量と作業半径の確認を
しないと、いざ鉄骨を建てようとした場合に「計画倒れ」に
なってしまう可能性が非常に高いから。
例えば
◯通りの柱だけ、重量が5tあって、
他の柱が3tくらいであるとすると、
1本の5tの柱1本のためだけに、
揚重機のサイズを選定することもある。
結局
重量物を安全に、目的の場所に運べるか?
がとっても需要だよ。
「あと1m届かない」
なんて事が内容にね。
だから
鉄骨の建て方計画図には、ポイントとなる部材には
「重量」と「作業半径」を必ず記入して、
揚重機の能力も合わせて記入することにより、
あなたの検討結果を、わかりやすく表現できるよ。
最後に
鉄骨工事って当然高所作業のオンパレード。
「鉄骨を組み立てる時に作業員はどうやって目的の場所にたどり着くのか?」
を検討する。
具体的には
- 高所作業車などを使用して建て方を行うのか?
- 直接登るにしても、建て方順を考慮してどの柱に昇降設備を設置するのか?
などを検討しよう。
更には
安全ネットや、親綱などの安全設備の記入を
建て方の計画図にはキチンと記入しようね。
誰かが墜落すると、現場は必ず止まるし
何よりも、自分の目の前で「人が堕ちる」
という経験をしたくないよね。
つまり
鉄骨工事における安全上の管理ポイントは、
- どのような順序で建てていくか?
- 鉄骨の重量に対して揚重機の能力は十分か?
- 墜落防止措置の方法はどうか?
そして
鉄骨工事は、鉄骨造の建物において一番メインな工事
なので、安全面についても、品質や工程、原価の面においても
1つの選択肢の間違いが大きく全体に影響する。
だから
事前の計画や段取りが非常に重要だよ。
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