掘削計画の安全上のポイントは
何と言っても「重機との接触防止」だよね。
図面に落としこむのは重機を書いて
廻りに立入り禁止措置を記入すると完成するけど、
そこで実はあなたに是非検討してもらいたいことがある。
それは
実際の掘削時のイメージを時系列的に頭のなかで
描いて欲しいということ。
つまり
最初の掘削開始時に、「開口部になる所はどこか?」
次第に掘削が進んでいくうちに、
「どのように開口部が変化するのか?」
更に
工区別に進めていく場合は、次工程を進めるためには
どこまで掘り進めて、工区間の区画をどのようにするか?
などを十分にイメージしてほしい。
「そんな時間ないよ」
とあなたは感じるかもしれないが、
計画図を書く時にあらかじめイメージをしておくことで
いざ実際に施工に入る前に「やるべきこと」がよく分かる。
その最たるものが
「事前の安全設備の設置」である。
掘削を進めていく上で、どうしても遅滞なく安全設備を
設置することって非常に難しいよね。
気を緩めていて、労働基準監督署が臨検にでもきたら、
一発でアウトになってしまうような状況も起こりやすいのが
掘削をしている時期であると私は感じる。
例えば
山留め工事が先行で行っていれば、掘削に邪魔にならない
方向に関しては、掘削を施工する前に事前に手摺を設置
しておけば、いくら掘削が進んでも全く問題ないよね。
事前の安全設備を設置できるかどうか?
というのは、工事に対する理解度を計る上で、
非常に有効なバロメーターになると感じる。
だから
あなたが掘削計画を行うときは、必ず実際の工事の状況を
イメージしてほしい。いざ工事を始める時になって慌てて、
後手後手の対応にならないようにね。
つまり
掘削計画においてポイントとなるのは、
重機と人やダンプなどとの接触防止。
しかし
日によって一番危ない状況が変化していくのが
この掘削を行っている時期であると感じるので
いかに気がついて、遅滞なく対応できるか?
もっと良いのは
事前に安全設備を設置しておくこと。
その為に、
現場を見て気づく為のトレーニングは欠かせないね。
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