施工計画書の裏側!安全管理と環境管理の章はおまけなのか?

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施工計画書の最後の方に必ず付いているのが、
「環境管理」と「完全管理」である。

 

環境管理については、

  • ゴミの分別
  • 排水の処理方法
  • アイドリングストップ
  • 騒音、振動
  • SDS

などの一般的な内容が乗っている場合が多いが、
別に私はそれでも良いと感じている。

 

なぜなら

特段環境について語らなくてはいけない工種というのは
建築工事においては限られているし、
現場として環境に取り組んでいても、計画書に反映できる部分が
全てではないと私は考えているから。

 

例えば

節水や節電、仮設照明のLED化などは、
現場全体で行っていても、施工計画書に落としこむレベルではない。

 

でも

環境に良い燃料を重機に使用している。などの項目であれば、
施工計画書に落とし込む事が出来る。

 

だから

施工計画書に落とし込む事が出来る環境の内容については、
一般的な項目が多くなって、当たり障りない内容になるのだ。

 

そして

安全管理も同じく一般的な内容がメインになってしまうけど、
これは、私の中では環境管理の部分とは違った理由である。

 

なぜなら

安全に関する詳細は、「作業手順書」でチェックをすれば良く、
客先や工事監理者さんは、所定の品質で施工できるか?
を重点的にチェックするのであって、安全に関して細かくは言わない。

当然、安全に作業をして欲しいと思っているはずなので、
最低限の安心材料として、一般的な内容が書いてあれば、
お互いにあまりチェックをしない部分なのでは?と感じている。

そういう意味では、安全管理ん方が「おまけ」であるかもしれないが、
無いと施工計画書として成立しない内容であることは確かだよ。

 

ただし

他の工種の内容をコピペするなら、しっかりと内容を読んで、
今回の工種に当てはまっているか確認しておかないと、
「適当にコピーしただけ」という烙印を押されてしまうから注意だよ。

 

つまり

施工計画書の安全に関する部分と環境に関する部分は、
特筆すべきことがなければ一般的な項目でも構わないと感じる。

 

しかし

何か現場で「これをやっているから見て欲しい」
というポイントがもしも有るならば、アピールすると印象は
かなりアップすると感じるよ。

 

更に

安全に関する部分の詳細は、作業手順書で確認すれば良い。
作業手順書と、施工計画書の違いはこちらで解説しているよ。

↓  ↓  ↓

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