鉄骨工事は着工前から始まっている?BCP、BCR納期問題とは?

Sponsored Links
/* */

 

「営業さん!この仕事取ってきてくれたのは良いけど、
 こんな工期だと、工期内に鉄骨出来上がらないよ!!
 今は納期8ヶ月かかるから、お客さんと再交渉してきてよ!」

 

仕事を受注してから納期が間に合わない。というのは極端な例ですが
実際には事前に同様のやり取りを行うことが最近は特に多いです。

 

しかも

時期にもよりますが、材料によってはロール発注してから12ヶ月掛かる事もありました。
という1年以上後の納期を回答される事もあるのでビックリですよね!
この期間というのは、鉄鋼メーカーや製作工場の状況によって変わるので
毎月、期間が延びたり少し縮んだりしますから余計厄介なのです。

 

だから

鉄骨造の建物を施工もしくは計画する時は、鉄骨材料の納期に
十分に注意しなければいけません。

最悪の場合は、気付いた時にはゲームオーバーになっているという
事も普通に起こり得るのが最近の鉄骨事情なのですから。

 

しかし

全ての鉄骨材料が「納期1年以上」という訳ではありません。
今回のタイトルにもあるように、納期問題を引き起こしやすいのは
BCP、BCRと呼ばれる鋼管材で主に柱に使用される部材です。

 

また

BCR、BCPとは、SN規格の制定に伴い、新しく規格化された
冷間成形角形鋼管で、製法によりBCRとBCPの2種類の規格があります。
BCRとBCPはそれぞれ、冷間ロール成形角形鋼管、冷間プレス成形角形鋼管の
規格名で、日本鉄鋼連盟の製品規定にもとづき製造されています。

 

だから

あなたの現場で鉄骨の柱に鋼管材を使用する場合は、
すぐに規格を調べて、予定している製作工場が決まっていれば、
納期の打合せを行うことを強くオススメしますよ。

 

最後に

建築工事監理指針(令和7年版上巻)」の該当部分を確認して下さい。

P.520

(b) 冷間成形角形鋼管

冷間成形角形鋼管には、JISに よる冷間成形角形鋼管 (JIS G 3466:2025(一般構造用角形鋼管))と 建築構造用に使用することを目的とした国土交通大臣認定による冷間成形角形鋼管があ り、鋼板をプレス成形 して製造される冷間プレス成形角形鋼管と鋼帯からロール成形により製造される冷間ロール成形角形鋼管に分けられる。
この国土交通大臣認定による冷間成形角形鋼管は、①塑性変形能力の確保、②溶接性の確保、③公称断面寸法の確保、④角部コーナーRの曲率半径の統一を特徴とする材料である。冷間プレス成形角形鋼管は、辺長及び板厚が200×6(mm)~ 1,000× 40(mm)の範囲で製造され、鋼管の引張強度レベルは400N/mm2級と490N/mm2級の2種類がある。490N/mm2級の鋼管には、角部の靭性 (試験温度0℃ でのシャルピー吸収エネルギー70J以上)を保証した角形鋼管もある。
近年、550N/mm2、 590N/mm2級の角形鋼管も開発されている。冷間ロール成形角形鋼管は、辺長及び板厚が 150× 6(mm)~550× 25(mm)の範囲で製造され、鋼管の造管前の鋼帯の強度は400N/m2級であるが、造管後の降伏点の下限値を295N/mm2としている。詳細は、国立研究開発法人 建築研究所監修「2018年版冷間成形角形鋼管設計・施エマニュアル」を参照されたい。
なお、冷間状態で円形鋼管にした後、熱間状態で角形にする熱間成形角形鋼管や、熱間圧延した継目無角形鋼管もある。

 

つまり

鉄骨工事における冷間成形角形鋼管であるBDP、BCRと呼ばれる部材は
発注してから材料が鉄骨工場に届くまでに数か月を要します。

なんと、2018頃はBCP材は発注してから鉄骨工場に届くのは1年後です。
という事が起こっていましたので、工程に大きく影響を及ぼしていました。

現在はそこまでではありませんが、鉄骨工事着工の6ヶ月前には手配しておく
という事が大切なので「まだ先の工事」だという認識になりがちですが
事前に製作物に関しては納期を確認しておくことが非常に重要です。

また

工程通りに工事を進めるためには材料だけではなく、
作業員さんも確保しておく必要がありますよね。
こちらの記事では普段から実践できる○○をお伝えしているので
合わせて読むと理解が深まりますよ。

↓ ↓ ↓

  • コメント: 0
banner11

Sponsored Links


関連記事

  1. 鉄骨工事の施工計画書に関するチェックのポイントとは?(1)

  2. コンクリート打設計画で安全に施工する為に検討すべきものとは?

  3. 腹筋があばら筋の外側に配筋されていたら間違いなのか?

  4. クレーンの点検記録は確実に残しておくべき理由とは?

  5. 柱・梁の断面算定の考え方と鉄筋の納まりの実態との差とは?(3)

  6. 鋼矢板で先行掘削をした時の私の犯した過去の失敗例とは?

  7. 鉄筋工事の施工計画書の本音と裏側(4)

  8. 雨天時は何故ガス圧接作業が中止になるのか?天候との意外な関係

  9. コンクリートミキサー車が現場に到着!現場監督が最初にすべき事とは?

コメント

  • コメント (0)

  • トラックバックは利用できません。

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

プレゼント付無料講座開催中
kouza
仮設 syoseki
プロフィール
myImage

作者:TM


私の職業は「建築現場の現場監督」。
何だかんだで15年働いている。
その15年分のノウハウを若い現場監督さんのために、全て暴露しくよ。

なぜ、キツイ建設業界で働き続けているのか?
その秘訣がしりたいあなたは
今すぐこちらをクリック

↓ ↓ ↓

詳しいプロフィールはこちら


あっ、
ただし「社外秘」や「会社独自の技術」じゃ無いよ。
あくまで、「私個人の感じる本音」だよ。
最新記事・おすすめ記事
  1. 鉄骨工場に製品検査に行くのは旅行じゃない!7つの…

  2. 鉄骨製作工場で鋼製巻尺(スチールテープ)の検査を…

  3. 鉄骨工事は仮設も本設?甘く見ると命も品質も危ない…

  4. 鉄骨鉄筋コンクリート造(SRC造)でやりがちな鉄筋貫…

  5. ボルト接合の落とし穴!想像力を駆使して回避すべき…

  1. 一級建築士の資格勉強を始める時期はいつからか?と…

  2. 在宅勤務になり建築現場に配属されない時の学習方法…

  3. 最上階の梁の定着は一般解の梁と何が違うのか?

  4. TMです。新年明けましておめでとうございます。【悩…

  5. 工事写真をスマホで管理する時代が到来!Photo Manag…

人気記事ランキング
月間週間デイリー
ブログランキング
にほんブログ村 住まいブログ 現場監督へ