私の部下が陥りそうになった鋼矢板工法の施工計画上の問題点とは?

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基礎のコンクリートも無事打設が完了して、
埋め戻しもある程度落ち着いてきて、鋼矢板の引抜きが始まった。

というタイミングで問題は発覚したのだ。

翌日の打合せを行っている時に、「あれっ?」と思うことがあった。
しかし、埋め戻しも途中であったので「大丈夫だろう」と深く確認しなかった。
「そのくらいの知識有るよね」と考えてしまったのが私の間違いだったのだ。

 

それは

サイレントパイラーで引き抜きを行っている時に、一部分だけ敷地の
一番奥側の近隣さんに近接した部分だけ「埋め殺し」をする計画の
付近でのことである。

当然、途中でシートパイルの引抜きが行われるために、
一度段取替えをするために、サイレントパイラーの本体を吊らないと
いけないという状況であった。

 

しかし

該当する場所へレッカーを設置するには、現在埋戻しをしている
部分だけでは作業半径が届かないため、ピット部分を一部仮に
埋戻しを行ってレッカーをサイレントパイラーに寄せる必要があった。

 

実際に、夕方に現場に行ってみると埋めなければいけないピットは
そのままになっていたので、担当の職員に確認してみると、

「いや~、このくらいだったら届くでしょ?」

と言ったので、「オイオイ」と思い一緒に事務所に戻ることにした。
そして、レッカーとサイレントパイラーのカタログと現場の図面を
引っ張り出してきて臨時の検討会を行った。

 

結局

検討会をした結果、担当職員は納得したのだが、原因としては
サイレントパイラー自体の重量が何トンもあるとは思っていなかった。

 

確かに

サイレントパイラーで山留めの施工を行っている時は、
直線部分はサイレントパイラーが自走するのでレッカーは
鋼矢板のみの重量を吊り上げれば良い。

 

すると、作業半径的には十分に足りている様に錯覚をしてしまうが、
1番重要なのは、コーナー部など、特殊な部分でサイレントパイラーを
吊り上げないといけない状況が出てくること。

しかも、5~6tという重量物の吊り上げになるので、
結構近接しないとレッカーであれば作業が出来ないということ。

 

今回は、私の経験したほんの1例に過ぎないと感じるけど、
あなたは同じ失敗をしないように気をつけて施工してね。

 

つまり

私の部下が陥りそうになった鋼矢板工法の施工計画上の問題点とは、
鋼矢板を引き抜く時の「吊り荷重」を把握しておらずに鋼矢板の引抜きが
出来なくなり現場がストップしそうになったことである。

頭の中がいっぱいいっぱいになってくると思わず大切な何かが抜けてしまう。
ということはよくあるはず。だから、事前に吊り荷重や作業半径を基に、
重機の設置位置を計画しておくことはとっても大切なことだよ。

 

更に

山留めの計画時はこちらも合わせて確認しようね。

↓  ↓  ↓

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