鉄骨工事における現場で検査すべき項目10種類とは?(1)

Sponsored Links
/* */

 

鉄骨工事は、鉄骨造において一番メインの工種であり、
期間中に現場で検査するは多岐に渡り、どの検査も怠ると
建物の根幹を揺るがしかねない重要な検査ばかりである
私は考えています。

 

そして

鉄骨工事期間中と一言にいっても、最初は基礎工事が始まった頃
から、最後は設備工事や仕上工事も入りだしてきている時期まで、
非常に長いのが特徴です。

今回から(きっと長くなるので数回にわけると思いますが)それぞれの
検査について、簡単に概要とポイントをお伝えしていきます。
(場合によっては、その内容だけ抜き出して別記事にしていきます)

 

では

最初の項目からスタートしていきましょう。
タイミングとしては、大抵の場合は基礎の捨てコンクリートを
打設して墨出を行った後から始まっていきます。

 

1 アンカーボルトの埋込み

 

鉄骨のアンカーボルトをどの様にセットするのか?については、会社や
現場で様々な意見があるとは感じていますが、基礎の配筋が終わった
後だと、所定の位置にアンカーが配置できない場合があるので、
捨コンクリートにアンカーを打設して、鉄骨で架台を組んでアンカーセット
を行います。

ハイベースなどのメーカーの認定商品についても同様ですね。

 

まずは

アンカーセットが終了した時点で、アンカーの位置を地墨を基に確認し
概ねの高さを捨コンからの高さを基に計測しておきます。

 

ここで

「概ね」と言ったのは、コンクリート打設前に、改めて位置と高さを
確認する必要があって、基礎工事中にズレる可能性があるからです。

 

なので

業者さんからも確認があるとは思いますが、基礎のコンクリートの
打設前には、かならずアンカーの施工業者さんを現場に呼んで、
位置と高さと、打設後のアンカーの長さの再確認を行わせるように
しておいて下さいね。

 

更に

鉄骨の建て方前に、アンカーボルトの位置を再度確認して、打設中の
ズレ等が許容範囲に収まているのか?を確認します。

高さ関係は、テツダンゴやモルタル面の高さと、各ナットの高さを
事前に確認しておいて、柱を建てたら高さが揃っているという状態に
しておくことが大切です。

ここまでの状態が狂っていると、この先の全ての工程で、元に戻す
には困難なので、慎重に確認しておいて下さいね。

 

そして

これらの結果を、記録としてまとめておくことが、鉄骨工事に本格的に
入る前の大切な事前準備となります。

 

2 搬入された鉄骨製品の外観

 

いよいよ、現場に鉄骨材が搬入されてきました。

今まで、空中でこの位の建物になるのかな~。と想像していたのが
実際の形となって現れるタイミングなので、ワクワクしますよね。

このタイミングで必要な確認(検査)の基本的な考え方は、
自分の手の届かない高い所に、材料が行ってしまわない内に
トラブルのもとになるものが無いか?を確認しておくことです。

 

タイトルには(というか建築工事監理指針には)「製品の外観」と
と記載されていますが、そもそも現場に届いた材料の「符号」や
「大体の形状」も合わせて確認しておいて下さい。
車の入ってくる順番が違う可能性もあるので、事前の車番とも
確認しておいた方が安心かもしれません。

というのは、鉄骨製作工場の積み間違い等があれば、計画した
順番で建て方が出来ないどころか?最初の1本が間違っていれば、
その日の作業がストップしてしまうからです。

この辺りは、後で別記事にしておきたいと思います。

 

そして

本来の記載事項である、(曲がり・傷の有無、塗装部の傷の有無等
を確認しておくことも大切ですね。
地上で対処が出来れば、高所で作業するより、何倍も楽ですからね。

今回はこのあたりでおしまいです。
また次回。

  • コメント: 0
banner11

Sponsored Links


関連記事

  1. 既製コンクリート杭の施工計画書には何を記載すべきか?(4)

  2. 鉄骨への錆止め塗装は1回塗り?2回塗り?どちらが正解?

  3. 足場の風荷重の算定方法とは?(4)壁つなぎの検討2

  4. 建築現場の仮囲いのゲートを設置する時に失敗したと感じた3事例

  5. 鉄筋のスペーサーのピッチと注意事項を理解しておこう

  6. 既製コンクリート杭の施工計画書には何を記載すべきか?(1)

  7. 鉄筋の加工で熱曲げ加工やアーク溶接をしてはイケない理由とは?(1)

  8. 最上階の梁の定着は一般解の梁と何が違うのか?

  9. 鉄骨柱をケイカル板やALCで囲うのは耐火性能だけなのか?

コメント

  • コメント (0)

  • トラックバックは利用できません。

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

プレゼント付無料講座開催中
kouza
仮設 syoseki
プロフィール
myImage

作者:TM


私の職業は「建築現場の現場監督」。
何だかんだで15年働いている。
その15年分のノウハウを若い現場監督さんのために、全て暴露しくよ。

なぜ、キツイ建設業界で働き続けているのか?
その秘訣がしりたいあなたは
今すぐこちらをクリック

↓ ↓ ↓

詳しいプロフィールはこちら


あっ、
ただし「社外秘」や「会社独自の技術」じゃ無いよ。
あくまで、「私個人の感じる本音」だよ。
最新記事・おすすめ記事
  1. 現場で鉄骨建て方前に必要な計画書に記載すべき14…

  2. 鉄骨の足元は何で支える?モルタル?「鉄だんご」っ…

  3. アンカーボルトが建て方前の墨出でズレている!どう…

  4. アンカーセットは在来工法か?システム柱脚か?現場…

  5. アンカーボルトに構造用と建て方用があるって聞いた…

  1. 一級建築士の資格勉強を始める時期はいつからか?と…

  2. 在宅勤務になり建築現場に配属されない時の学習方法…

  3. 最上階の梁の定着は一般解の梁と何が違うのか?

  4. TMです。新年明けましておめでとうございます。【悩…

  5. 工事写真をスマホで管理する時代が到来!Photo Manag…

人気記事ランキング
月間週間デイリー
ブログランキング
にほんブログ村 住まいブログ 現場監督へ