鉄骨工事は、鉄骨造において一番メインの工種であり、
期間中に現場で検査するは多岐に渡り、どの検査も怠ると
建物の根幹を揺るがしかねない重要な検査ばかりであると
私は考えています。
そして
鉄骨工事期間中と一言にいっても、最初は基礎工事が始まった頃
から、最後は設備工事や仕上工事も入りだしてきている時期まで、
非常に長いのが特徴です。
今回から(きっと長くなるので数回にわけると思いますが)それぞれの
検査について、簡単に概要とポイントをお伝えしていきます。
(場合によっては、その内容だけ抜き出して別記事にしていきます)
では
最初の項目からスタートしていきましょう。
タイミングとしては、大抵の場合は基礎の捨てコンクリートを
打設して墨出を行った後から始まっていきます。
1 アンカーボルトの埋込み
鉄骨のアンカーボルトをどの様にセットするのか?については、会社や
現場で様々な意見があるとは感じていますが、基礎の配筋が終わった
後だと、所定の位置にアンカーが配置できない場合があるので、
捨コンクリートにアンカーを打設して、鉄骨で架台を組んでアンカーセット
を行います。
ハイベースなどのメーカーの認定商品についても同様ですね。
まずは
アンカーセットが終了した時点で、アンカーの位置を地墨を基に確認し
概ねの高さを捨コンからの高さを基に計測しておきます。
ここで
「概ね」と言ったのは、コンクリート打設前に、改めて位置と高さを
確認する必要があって、基礎工事中にズレる可能性があるからです。
なので
業者さんからも確認があるとは思いますが、基礎のコンクリートの
打設前には、かならずアンカーの施工業者さんを現場に呼んで、
位置と高さと、打設後のアンカーの長さの再確認を行わせるように
しておいて下さいね。
更に
鉄骨の建て方前に、アンカーボルトの位置を再度確認して、打設中の
ズレ等が許容範囲に収まているのか?を確認します。
高さ関係は、テツダンゴやモルタル面の高さと、各ナットの高さを
事前に確認しておいて、柱を建てたら高さが揃っているという状態に
しておくことが大切です。
ここまでの状態が狂っていると、この先の全ての工程で、元に戻す
には困難なので、慎重に確認しておいて下さいね。
そして
これらの結果を、記録としてまとめておくことが、鉄骨工事に本格的に
入る前の大切な事前準備となります。
2 搬入された鉄骨製品の外観
いよいよ、現場に鉄骨材が搬入されてきました。
今まで、空中でこの位の建物になるのかな~。と想像していたのが
実際の形となって現れるタイミングなので、ワクワクしますよね。
このタイミングで必要な確認(検査)の基本的な考え方は、
自分の手の届かない高い所に、材料が行ってしまわない内に
トラブルのもとになるものが無いか?を確認しておくことです。
タイトルには(というか建築工事監理指針には)「製品の外観」と
と記載されていますが、そもそも現場に届いた材料の「符号」や
「大体の形状」も合わせて確認しておいて下さい。
車の入ってくる順番が違う可能性もあるので、事前の車番とも
確認しておいた方が安心かもしれません。
というのは、鉄骨製作工場の積み間違い等があれば、計画した
順番で建て方が出来ないどころか?最初の1本が間違っていれば、
その日の作業がストップしてしまうからです。
この辺りは、後で別記事にしておきたいと思います。
そして
本来の記載事項である、(曲がり・傷の有無、塗装部の傷の有無等
を確認しておくことも大切ですね。
地上で対処が出来れば、高所で作業するより、何倍も楽ですからね。
今回はこのあたりでおしまいです。
また次回。

















































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